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乾燥肌にはタイプがある?薬膳的・乾燥肌を効果的に潤す食材

国際薬膳調理師
倉口ゆうみ

この季節は肌が乾燥してツライという方も多いですよね。しかし、乾燥肌にもタイプがあるということをご存知ですか? 薬膳の世界では個々の体質をとても大切にしていて、乾燥肌もご自身の体質に合わせたケアが必要だと考えます。

乾燥肌にはタイプがある?

ずぼらだけど薬膳のプロである筆者が、タイプ別「乾燥肌におすすめの食材」をご紹介します。どのタイプの乾燥肌かわかるチェックシートもございますので、ぜひチェックしてみてくださいね!

■あなたの乾燥肌タイプをチェック

あなたがどの乾燥肌タイプなのか、チェックしてみてください。

栄養不足タイプ

□くすみやすい

□ドライアイが気になる

□疲れやすい

肌にうるおいやハリ・ツヤ感を与えるのは「血(けつ)」という栄養物質だと、薬膳のベースの理論の中医学(中国伝統医学)では考えます。

血は目や頭の使い過ぎで減りやすくなりますので、このタイプは働く女性に多く見られます。血を補う食材を意識して、目や頭を休ませる時間をつくることが必要です。

血の巡りが悪いタイプ

□くまやシミが目立ちやすい

□肩こりや頭痛がある

□生理痛がツライ

ストレスや冷えが主な要因となり、血の巡りが悪くなっていると考えます。巡りが滞ることで隅々まで栄養(血)を届けることがむずかしくなると、肌が乾燥してしまいます。

巡りが悪いとくすみやくま、シミも目立ちやすく、肌トラブルを感じやすいタイプです。温めて血を巡らせることが改善のカギとなります。

水分不足タイプ

□ほてりやすい

□のぼせやすい

□口が乾きやすい

このタイプは、身体にうるおいを与える役割の水が少なくなっているが故に乾燥していると考えます。そうなるとついお水を飲んだりと飲み物で水分を補いがちですが、過剰な水分摂取はむくみや冷えを招く場合もあります。

うるおいを生み出す食材を食べて、内側から身体をうるおしていきましょう

冷えタイプ

□寒がり

□疲れやすい

□トイレが近く尿量も多い

歳を重ねると「腎(じん)」という成長系ホルモンを司る臓腑が弱りやすくなります。腎は身体を温める役割をします。

このタイプは冷えやすくなる+身体をうるおす力が低下してきているので、乾燥しやすくなる傾向にあります。腎を労わり、内側からうるおいを生み出す食材を積極的にいただきましょう

■タイプ別!乾燥肌におすすめの食材

自分のタイプがわかったら、ご自身に必要な食材を積極的にとり入れることが大切です。食材の買い出しリストに加え、自宅にストックすることを心がけましょう。

栄養不足タイプ

ほうれん草・にんじん・レバー・卵

血の巡りが悪いタイプ

鯖・鮭・たまねぎ・紫蘇

水不足タイプ

山芋・チーズ・卵・豚肉

冷えタイプ

黒ごま・くるみ・エビ・黒豆

乾燥肌といってもさまざまなタイプがあり、タイプごとに必要な食材が変わります。ご自身に必要な食材を意識して、うるおいのある肌を育んでいきましょう。また、睡眠不足も乾燥肌の大敵なので、睡眠をしっかりとることも忘れないようにしてください。

(薬膳ライフバランスプランナー/国際薬膳調理師/コラムニスト 倉口 ゆうみ)

 

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【参考】
※猪越 恭也/著(2009年)『皮膚の病気は内臓でなおす―アトピーも掌蹠膿疱症も』草思社

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