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専門家が教える「ジアミンアレルギーでも白髪をきれいにカバーする方法」とは


つやプラ編集部

40代女性の髪に関するお悩みといえば、どんどん増える白髪。定期的に染めているという人も多いと思います。あと何年染め続けるの? 染め続けることで頭皮や髪への負担はないの? と不安になることもあるかもしれません。

ミルボン白髪記事3

そこで、サロン向けのヘアカラーリング剤やヘアケア剤を製造販売する株式会社ミルボンで研究にあたっている櫻井さんと長谷部さんに、頭皮や髪に負担をかけずに白髪をカバーする方法について教えていただきました。

ジアミンアレルギーになったら白髪はもう染められない?

ーーこれまで伺ったお話で、白髪を染める際に頭皮にトラブルが起こることがあるとわかりました。万が一、頭皮トラブルが起こった場合は、白髪を染めることを諦めないといけないのでしょうか?

ジアミンアレルギーを発症した場合は、ジアミンを使用しているカラー剤は使用できません。でも、白髪はカバーしたいですよね。その場合は、美容師さんにジアミンアレルギーであることを伝えた上で『ヘアマニキュア』を施術してもらうのがいいと思います。」

ヘアマニキュアは、ジアミンアレルギーがあっても使え、かつ根元の白髪まで染めることができます

ーーヘアマニキュアと一般的なヘアカラーとの一番の違いはなんですか?

「一番の違いは『髪を明るくできるか、できないか』だと思います。ジアミンが含まれている染毛剤、いわゆるヘアカラーや白髪染めといったものは、黒い髪を明るくしながら、同時に色を入れていくという仕組みなので、色を自由自在に変えられます。」

「それに対して、ヘアマニキュアには髪を明るくする力はなく、髪の表面をコーティングするイメージです。黒い髪に茶色のヘアマニキュアをのせても、ツヤが出るだけで茶色にはなりません」

白髪記事3イメージ画像1

「髪の色味を変えたい場合はヘアマニキュアでは難しいのですが、白髪のカバーが目的で髪を明るくしなくてもいい人の場合は、ヘアマニキュアで対応できます。

「ヘアマニキュアはヘアカラーと比べて頭皮への刺激も髪に対するダメージも少なく、ジアミンアレルギーのリスクもありません。ヘアマニキュアは黒髪を明るくすることはできませんが、白髪カバーとアレルギー対策を両立する手段としては大きな選択肢の一つになると思います」

ヘアマニキュアは髪にツヤが出て、頭皮にも優しい!

ーーヘアマニキュアはセルフですることはできますか?

「ドラッグストアなどで購入できるヘアマニキュアも、サロン用と同様にジアミンが含まれていないのでジアミンアレルギーがある人でも使えます。ただ市販のヘアマニキュアは商品数が少ないのが現状のようです。パッケージに『ヘアカラー(医薬部外品)』ではなく『ヘアマニキュア』と書いてあることを確認してください。」

「ヘアマニキュアは染料を髪の毛のタンパク質に付着させて染める仕組み。しっかりと付着する力があるため、肌についてしまうとなかなか取れません。セルフで行う場合は、頭皮や顔につけないように気を付けていただくのが良いと思います。」

ーーマニキュアをすると、次にヘアカラーをする時に色が入りにくいと聞いたことがありますが、そのようなことがあるのでしょうか?

「マニキュアは髪の表面にコートして色をのせますので、他のヘアカラーが入らなくなりそう、と思われるのかもしれません。ですが、ヘアマニキュアでコートしても、それが永久的に続くわけではなく、日々のシャンプーなどで少しずつ取れていきます。」

「実際に、カラー、マニキュア、カラー、マニキュアというサイクルで染めている美容師さんもいらっしゃいます。毎回ヘアカラーで染めると頭皮と髪のダメージが心配なので、交互にしているそうですが、きちんと染まるそうですよ。」

「ただ、真っ黒に髪を染めたことがある人は分かると思うのですが、ヘアカラーもマニキュアも強い色・濃い色を入れると、その次に使う色が何色でも入りにくくなりがちですね」

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「ヘアマニキュアは肌に付くと取れにくいので、頭皮につかないように根元をわずかに空けて塗ります。そのため、根元が伸びてくるのがヘアカラーより早く感じるかもしれません。でも、全体の色もちはヘアカラーとほとんど遜色なく、ツヤ出しはヘアマニキュアの方が得意です。」

「髪を明るくせずに白髪をカバーするだけであれば、ヘアカラーよりヘアマニキュアの方がツヤが出る上、頭皮と髪に対するダメージが少ないので、ヘアマニキュアを選択肢に入れてみることをお勧めします」

ハイライトを入れると白髪染めの頻度を下げられる!

ーージアミンアレルギーではないけれど、頭皮を健康に保ちたいという人もヘアマニキュアがいいのでしょうか?

「そういった場合にももちろんヘアマニキュアはおススメですが、ジアミンアレルギーでないのであれば、必ずしもヘアマニキュアに限定する必要はありません。頭皮への刺激が気になる、頭皮を健康に保ちたいけれど通常のヘアカラーをしたいという人は、美容師さんに相談するといいですよ。」

「たとえば、『忙しい日が続いて疲れているので、刺激を感じやすいかも』といった感じで相談すると、根元を外して塗ったり、頭皮に保護オイルを塗ったりといった対処をしてもらえると思います」

「また、カラーリング中に刺激を感じた時は、ぜひ美容師さんに伝えてください。美容師さんが次回以降のカラー剤をセレクトする際の参考になりますし、根元と毛先で使うカラー剤を変えるなど、より頭皮に負担をかけないように工夫をしてくれると思いますよ。」

「カラー剤の使い分けはサロン染めならでは。過去のカラーリングの施術中に感じたことや、当日の体調なども美容師さんに伝えることで、より頭皮に負担をかけずに染めることができるはずです」

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ジアミンアレルギーがない人なら、ハイライトもおすすめです。ブリーチを用いるなどして、バランスよく筋状に明るめの色味にする施術です。」

「全体を暗めの色で均一に染めると、伸びてきた白髪とのコントラストが大きく白髪が目立ちやすいのですが、明るめのハイライトをバランス良く入れておくと、白髪が伸びてきた時にも目の錯覚で目立ちにくいんです。」

「白髪が目立ちにくくなるので、『もう耐えられない!』となるまでの時間が延びてカラーリングの頻度を下げることができ、頭皮への負担を減らすことにもつながります。」

ーーハイライトを入れると頻繁に白髪を染めなくて良くなるんですね。

「そうです。ハイライトは目の錯覚を活かして伸びてくる白髪を目立ちにくくしながら、様々な色味表現を叶えられるおすすめのカラーリング方法です」

ーー白髪をカバーする方法は実は色々あるんですね。ヘアマニキュアやハイライトも取り入れて、上手に白髪を付き合う方法を見つけられるといいですね。今回はありがとうございました。

(つやプラ編集部)

【櫻井 勇希(さくらい ゆうき)さん プロフィール】

櫻井さん

株式会社ミルボン 研究開発部 基礎研究グループ 安全性評価室 マネージャー

関西大学非常勤講師。名古屋大学大学院理学研究科物質理学専攻(化学系)修士課程修了。2007年入社。ヘアケアブランド「オージュア」の立ち上げに携わり、その後育毛・スカルプケア製品の研究開発を担当。2018年より全製品の安全性評価を担当している。

【長谷部 未来(はせべ みき)さん プロフィール】

長谷部さん

株式会社ミルボン 研究開発部 基礎研究グループ シニアリサーチャー

関西大学非常勤講師。お茶の水女子大学大学院ライフサイエンス修士課程卒。2008年入社。ヘアカラーブランド「オルディーブ」の開発を10年間担当。2019年からは、ヘアケアアイテムが毛髪に与える作用検証などの基盤研究を担当している。

 

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