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白髪ストレスが激減!?自宅ですべき白髪ケア


小澤佐知子

年齢を重ねるたびに増える「白髪」。白髪染めのスパンも短くなり、40代では3週間に1回のペースで白髪染めをする人も多いそうです。

「つやプラ」の読者アンケートによると、美容院で白髪染めやヘアカラーをする人は71.4%。うち美容院のみの方は45.1%。染めても染めても生えてくる白髪に対して白髪染めの回数が増えるのは手間となり、お金もかかるのが現実ですよね。また、度重なる白髪染めによる髪への負担も気になるところです。

自宅でするべき白髪ケア

ヘアライターの筆者が、白髪染めを少しでも長く保つコツや、生えてきた根元の白髪をカバーする方法をご紹介します。

■選ぶ色味によって変わる!?落ちやすい色とは

白髪染めをする際、あなたはどんなカラーをチョイスしていますか? 白髪染めは、トーンが低い色(暗め)は褪色しにくく、トーンが高い色(明るめ)ほど落ちやすい傾向があります。

私たち(40〜50代)の母親世代の白髪染めは、黒一辺倒だったイメージがありますよね。これは暗めの色の方が染色がしっかりと定着しやすいためで、当時はマットなブラックカラーが主流でした。

一方、最近はヘアカラーで髪色を楽しむ時代となり、白髪染めのなかにも明るいトーンのカラーバリエーションが一気に増えました。けれど、暗い色に比べて色素の定着は弱く、数週間でギラついたりオレンジっぽく浮き立ってしまうのが現状です。

ギラつきや褪色を減らしたい場合

上記のようなギラつきや褪色を減らしたい場合は、落ち着いたブラウンやブラック系のカラーをチョイスするときれいな髪色が長続きしやすいです。

近年はブラウンのバリエーションが豊富ですから、美容師さんと一緒に色もちと発色のバランスを考えていくとよいでしょう。

■シャンプー選びやドライ法も色落ちに影響

ヘアカラーや白髪染めは、毎日の洗髪でも褪色を促進してしまいます。特にシャンプーは注意が必要で、選ぶシャンプー剤やシャンプー法によって色落ちを加速させてしまうので気を配りましょう。

色もちキープに◎のシャンプー剤とは

色もちをキープするシャンプー剤として美容師さんが口をそろえておすすめするのが、「アミノ酸系シャンプー」です。一方で、洗浄力の強い「ラウリル硫酸Na」という石油系成分が配合されたシャンプーは、さっぱり感はあるものの髪に定着させた染料も落ちやすく、褪色が早まる傾向があります。

なので、白髪染めをしている人は髪や頭皮にやさしいアミノ酸系シャンプーを使用し、マイルドに洗い上げる意識をもつとよいでしょう。

髪内側の染料を外部へ流れないようにするには

髪の内側に入り込んだ染料を外部へ流れないようにするには、髪表面にあるキューティクルでしっかりコートすることがポイントです。

タオルドライの際、ゴシゴシと髪をこすると摩擦によってキューティクルの毛流れが乱れてしまいます。なので、上からやさしく押すような感覚で水分を取り除き、最後にタオルで軽く髪をシャッフルする程度にして、摩擦を軽減させましょう。

タオルドライ後は、すぐにドライヤーで乾かす

タオルドライ後は、すぐにドライヤーで乾かすことも大切です。時間を置くと、どんどんキューティクルが剝がれやすい状態になってしまいます。

自然乾燥は絶対にNGです。褪色が早まるだけではなく、バサバサとした乾燥毛になるので気をつけましょう。

■生えてきた白髪には白髪隠しアイテムを

白髪染めをして1か月もすると、根元は約1センチほど伸びているでしょう。白髪の量が多くなるほどつむじまわりや顔まわりに白髪が出現し、どうしても目立ってしまいます。

美容室になかなか行けないときは、外出するのも嫌になるほど白髪の存在をストレスに感じる人もいると思います。そんなときに便利なアイテムを3つご紹介します。

(1)白髪染め用のシャンプー&トリートメント

白髪染めシャンプーや白髪染めトリートメントは、髪の外側に染料を定着させて白髪を目立たなくするものです。通常の白髪染めはキューティクルを開いて髪内部に色素を入れるのでダメージを起こしやすいのですが、外側だけを染料でコートする白髪染めシャンプーとトリートメントはダメージレスなので、セルフケアでも安心して使用できます

ただし、ほとんどの商品は薄染まりの印象。1回できれいに染めるのはむずかしいので、数回使用して色を定着させます。使用をやめると色が戻ってしまうのも特徴です。

使用上の注意

これらを使用する場合、サロン染めの前は使用を控えるようにしましょう。

髪に染料が残っていると、サロンで染める際に色素がきれいに入らず色ムラを起こすことがあります。なので、できればサロンに行く1週間ほど前から使用をストップし、担当美容師さんには使用期間をきちんと伝えるとよいでしょう。

(2)ヘアマニキュア

ヘアマニキュアも、髪の表面を色素でコートするためダメージレスです。そのため、「ホーム用の白髪染めはむずかしいし、ダメージが心配」という人に向いています。

1回の使用で2~3週間ほど色がキープできますし、ツヤ感も同時に補えるのでダメージと白髪の両方をカバーしたい人におすすめです。

(3)1day用のパウダータイプの白髪カバー

気になる部分にササッと塗って白髪をカバーしたいなら、簡易的な1day用の白髪染めが便利です。マスカラタイプや固形パウダータイプ、ステック型やファンデーションタイプなどさまざまな形状のものがありますが、つむじなどのトップの白髪カバーには固形パウダーやファンデーションタイプがとてもおすすめです。

これらは水分を含まずに軽い仕上がりになるため、根元のふんわり感をキープしたまま白髪をカバーできます。専用の筆やパフでつけるため、広範囲でも簡単に塗布できるというのも特徴です。1つ持っているとなにかと便利ですよ。

長い白髪には「マスカラタイプ」がおすすめ

褪色してしまった長い白髪には、「マスカラタイプ」が便利です。

コームで使用するため1本だけの白髪もキャッチしやすく、毛先までスーッと色が入ります。また、スティックタイプだと、生え際のまとまった白髪に使いやすいでしょう。

年末にかけて忙しさも相まって、「なかなか美容室に行けない」というときに便利なホームケア。同時に、白髪染めスパンを延ばすことでダメージの軽減にもつながります。上手に取り入れてみてください。

(ヘアライター&ヘアジャーナリスト 小澤 佐知子)

 

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