何歳になっても若々しくいるために、白髪を増やさない習慣を無理なく始めたいですよね。
美容師の筆者が、白髪を増やさないために40・50代が今すべきことを3つご紹介します。
■白髪を増やさないために40・50代がすべきこと3つ
白髪の原因として遺伝や加齢も考えられますが、偏った食事や睡眠不足、運動不足や過度なストレスなどの生活習慣を改善していくことも大切です。
また、日々の生活で時間に追われ、髪や地肌のケアをあまりしていないという方もいらっしゃるかと思います。ですが、年齢と共に髪が細くなるとハリやコシもなくなり、頭皮もたるんでしまいます。
生活習慣を見直し、続けやすいことからコツコツと改善していきましょう。無理のない範囲で始めてみてください。
(1)栄養バランスの整った食事
白髪対策のためには、栄養バランスの整った食生活は必須です。一度、白髪になっても黒髪に戻る場合もありますので、しっかり栄養を保持していきたいですね。
白髪対策に役立つ栄養素は以下になります。
・髪の主成分の材料となる「タンパク質」(肉・魚など)
・メラノサイトの活性化を促す「ミネラル」や「ヨード」「ビタミン」(海藻、野菜、果物など)
・メラニンの原料となる「チロシン」(乳製品、大豆、ナッツなど)
メラノサイトはメラニン(髪を構成する黒色の色素)を作る細胞となるため、メラニンを作り出すことができなければ、髪は白髪になってしまいます。そのため、メラノサイトを活性化させたり、メラニンの原料となるチロシンを摂取することは、白髪対策となります。
(2)良質な睡眠
髪の成長に必要な「成長ホルモン」は、深い眠りにつくと多く分泌されます。
加齢により減少していく成長ホルモンですが、血液の流れを促す働きがあるため、成長ホルモンが活性化されると髪に栄養が届きやすくなります。髪に充分な栄養が届くことで白髪対策となるので、良質な睡眠をとることをおすすめします。
睡眠には、レム睡眠(身体は休息しているが、脳が活発な時間)とノンレム睡眠(脳が休息し成長ホルモンを分泌する時間)があり、交互に繰り返されています。
ノンレム睡眠で深い眠りにつくことにより、成長ホルモンが活発に分泌しますので、寝る前に覚醒効果のあるブルーライトを発する、スマホやパソコンの使用はさけることをオススメします。
また、部屋の照明を少し暗くするなどして脳をリラックスさせ、副交感神経を高めると眠りにつきやすくなります。
(3)過度なストレスは、溜め込む前に発散を
過度なストレスは、白髪の原因につながるといわれています。日々、生活していくうえで、何かしらのストレスを抱えているという方も多いと思います。
ストレスを溜め込みすぎてしまうと、自律神経の乱れを招く場合があります。普段、「交感神経」と「副交感神経」はバランスよく働いていますが、過度なストレスにより交感神経の働きが優位になってしまうと、血管を収縮させて血行が悪くなりやすく、充分なメラニンが作られにくい環境になるため白髪を招きます。
ストレスを溜め込む前に、ご自分の心地よい発散方法を見つけたいですね。ヘッドスパなどはリラックスできるのでおすすめですよ。
今回は、白髪を増やさないために40・50代が今すべきことを3つご紹介しました。ぜひ、参考にしてみてください。
(美容師/ヘアメイク/セミナー講師 Mayu)
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