暑さが本格的になるこのシーズン、化粧崩れでストレスを感じている人も多いのではないでしょうか。
「朝はばっちりメイクなのに、時間が経つと汗や皮脂でファンデーションが崩れてしまう」というのは、夏特有の悩みですよね。
しかし、ファンデーションはひと手間プラスするだけで、劇的に崩れにくくなります。
そこで今回、コスメコンシェルジュの筆者が「ファンデーションの崩れを防ぐ5つのコツ」を紹介します。
■夏場におすすめなのは「パウダーファンデーション」
皮脂や汗によるベタつきが気になる夏場は、「パウダーファンデーション」が大活躍します。パウダーの粒子が皮脂を吸収してくれるので、時間が経ってもサラサラ感がキープできます。
ただし、肌がしっかりうるおっていなければ、パウダーファンデーションで粉吹きしてしまうことがあります。また、パウダーファンデーションを密着させなければ、化粧崩れの原因にもなります。
アイテム選びに頼るだけではなく、使い方も工夫してファンデーション崩れを防ぎましょう。
■ファンデーションを崩れにくくするテク5つ
汗や皮脂によるファンデーション崩れを防ぐには、5つのコツがあります。
(1)スキンケアでしっかり保湿する
(2)顔の産毛を処理する
(3)肌の表面温度を下げる
(4)パウダーファンデーションを水使いする
(5)ミスト化粧水で仕上げる
「ひと手間加えるのが面倒」と思われるかもしれませんが、つけたての美しさをキープすることができるので、夏のベースメイク対策にぴったりです 。
それでは、ファンデーションの崩れを防ぐ5つのコツについて解説していきます。
(1)スキンケアでしっかり保湿する
化粧崩れの原因である「皮脂の過剰分泌」。これは、肌内部の水分と油分のバランスが崩れているサインです。
肌内部の水分量が少ないと、肌は皮脂分泌によって乾燥から身を守ろうとします。逆にいえば、肌内部の水分がキープできていれば皮脂分泌が抑えられるということです。
ファンデーションの崩れを防ぐなら、毎日のスキンケアで肌の水分・油分のバランスを整えましょう。
(2)顔の産毛を処理する
ファンデーションの崩れは、汗や皮脂だけではなくファンデーション自体が肌に密着していないことで起きる場合があります。
ファンデーションを密着させやすくするなら、「顔表面の凹凸をなくす」ことがポイントです。顔の産毛によってファンデーションが肌に密着しないケースがあるので、顔の余分な産毛は処理しておくと良いでしょう。
(3)肌の表面温度を下げる
メイクアップの最中でも、汗をかいて化粧が崩れてしまう場合があります。メイクアップ中の汗を抑えるためには、「肌の表面温度を下げる」ことが大切です。
この場合、冷えたタオルなどで首の後ろを冷やしましょう。首の後ろには太い血管が通っているので、部分的に冷やすことで冷たい血液が体内を循環し、表面温度を下げることができます。
メイクアップ中の一時的な対処法として行ってみてください。
(4)パウダーファンデーションを水使いする
皮脂によるベタつきを抑え、サラサラ感をキープしてくれる「夏向けのパウダーファンデーション」は、水使いのできるタイプを選びましょう。
水使いできるタイプだと、水分が蒸発するタイミングでファンデーションが肌に密着します。
ちなみに、パウダーファンデーションの水使いとは、湿らせたパフで顔全体に塗布することです。パウダーファンデーションの中には「水あり」「水なし」「水あり・水なし両用」の3タイプがあるので、購入の際はチェックしてみてくださいね。
(5)ミスト化粧水で仕上げる
「パウダーファンデーション」は水で固まるので、ベースメイクの仕上げにミスト化粧水を吹きかけると、メイクが崩れにくくなります。霧吹きタイプの化粧水を使用しますが、水を入れた霧吹きでも代用できます。
15〜20cmほど離して顔全体に吹きかけたら、両手で軽く抑えながら水分をなじませてください。
ファンデーションの崩れを防ぐためには、毎日のお手入れやメイクアップにひと手間を加えることがポイントです。
また、季節に合わせてファンデーションの種類を変えることも、化粧崩れを防ぐ重要なポイントなので、毎日のメイクアップや使用アイテムを見直してみてくださいね。
(コスメコンシェルジュ/美容ライター 岸田茉麻
日本化粧品検定1級保有。美容部員の経験を生かし美容ライターに転身。コスメのみならず、食生活や生活習慣を含めた美容に役立つ情報を発信中。)
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