少しでもきれいに、若くみせたい……それが女心。メイクはその願いを叶えてくれますが、方法を間違えると逆に老けてみせてしまうこともあります。
ヘア&メイクアップアーティストの筆者が、メイクのありがちな失敗と、その解決方法をご紹介します。
■NGその1:キレイに見せたい!ファンデはたっぷり
これは本当によく目にする光景です。一見きれいに見えますが時間がたつとほうれい線がくっきりでてきたり、目じりがしわっぽくなってきたり……気持ちはわかりますがこれは絶対NGです。肌をきれいにみせるポイントは色ムラなどのカバー、シワを感じさせない、そしてツヤ感です。
「おばあさんの顔」を思い浮かべてみよう
みなさん、おばあさんの絵を思い描いてみてください。おでこのしわ、目じりのしわ、法令線、シミ……これを描くだけで一気に老け顔になりますよね。つまり、ここを目立たせなくメイクをすれば若々しい仕上がりになるんです。
■NGその2:カバー力命!とりあえず難は隠す!
ひとつのファンデーションで全部を隠そうと思うと厚塗りになり、それがメイク崩れを生み、最終的により老けて見えるという負のスパイラルに。全体のファンデーションは薄塗りにし、シミなど色ムラが気になるところだけコンシーラーでカバーしましょう。
気になるシワの対処法は?
気になるシワは、パウダーものをあまりのせないようにしてシワにファンデーションが入り込まないようにします。シミもシワも100%隠そうとするとそれは、厚塗りメイクになります。ベースメイクにポイントメイクをプラスするのであれば、60%ぐらい隠れていれば充分。なぜならポイントメイクで視線をずらせるからです。カバーをするなら60%程度と考えてください。
■NGその3:とにかく「マット」に仕上げる
ファンデーションでもアイシャドウでもリップでも「マット」な質感は老けて見えるポイント。化粧品を購入するときに「マット」な仕上がりのものを避けると、若々しく仕上げることができます。
ツヤ感をプラスする、プロの裏技
Tゾーン(おでこから鼻にかけての箇所)Cゾーン(眉下から目じりにかけての箇所)にツヤを出すと、グッと若々しく見えます。ツヤを出すには、細かいパール感のあるベージュのアイシャドウをのせるのがおすすめ。ギラッとせず、上品な仕上がりになりますよ。
若々しくみせるには、ベースメイクが一番重要です。今までは良かれと思ってどんどん足すメイクをされた方が多いと思います。テクニックだけではなく、商品に頼ってメイクをすることも解決の近道ですよ。是非試してみてくださいね。
(ヘア&メイクアップアーティスト NANA)
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