スポーティーでカジュアルなデザインが人気の中、ここしばらくの注目アイテム“スウェット”。着やすく動きやすいのでラクチンですが、つい部屋着風になってしまうところが難しいアイテムですよね。デザイナー・パタンナーである筆者が、スウェットアイテムをおしゃれに着こなすコーディネートをお教えします。
■クラシック×カジュアルMIXが◎!アイテム別コーデ
スウェットトップスはレディライクな素材感と合わせて
定番人気のスウェットトップス。着やすくて合わせやすく便利ですが、カジュアルすぎて見えてしまいますよね。大人っぽく、きれいに着こなすコツは組み合わせるアイテムの「素材感」が重要です。レースや大きな花柄など、レディライクな素材は一見ミスマッチに見えそうですが、意外としっくりくるのです。合わせ方によってはフォーマル感が出過ぎてしまうので、スウェットトップスを合わせて程よく外すと、新鮮に見えます。すでに手持ちのスカートやワンピースと合わせてみると、新しいコーディネートが広がるかもしれません。
パーカーはトラッドアイテムとの相性◎
肌寒い時には欠かせないパーカーは、子どもっぽく見えやすいのが難点。白シャツやトレンチコート、チェスターコート、ウールのパンツやスカートなど、トラッドアイテムと合わせると程よい抜け感を演出できます。足元はスニーカーよりも、マニッシュなレースアップシューズ、ローファー、サイドゴアブーツならば、より引き締まった大人カジュアルに! 逆転の発想で、全身トラッドアイテムで堅苦しく感じた日は、ジャケットやカーディガンよりもパーカーを羽織ってみるとベストバランスになるかもしれません。
最難関!?スウェットパンツは「靴選び」が重要!
少しずつ浸透しつつあるスウェットパンツ。しかし、部屋着との差別化がとても難しいアイテムです。重要なポイントは、薄手ではなく、しっかりとした素材のスウェットパンツを選ぶことと、お尻のラインがくっきり出過ぎないものを選ぶことの2点。。スウェットパンツも上述のようにレディライクな素材感のアイテムと合わせて外すのもいいですし、トラッドアイテムとも相性がよいのです。
特に重要なのは靴選び。レディライクな素材感のトップスには、パンプスと合わせるのもいいですし、トラッドアイテムにはブーティーなどもよいでしょう。キレイ目の靴を選べば、「部屋着見え」から抜け出すことができます。
いかがでしたか? うまく着こなせばラクチンな上におしゃれに見えるスウェットアイテム。着慣れない人も、今年は挑戦してみてはいかがでしょうか?
(レタル店主/デザイナー・パタンナー ヒグチトモミ)
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※ONWARD CROSSET