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40・50代のエイジングケアに!キウイの意外な食べ方3つ

インナービューティー料理研究家
國塩亜矢子

プロフィール画像(國塩さん)

真夏の厳しい紫外線や暑さは、私たちのお肌に大きなダメージを与えます。

日頃の紫外線ケアだけではなく、食事面でも「エイジングケア」を意識することがとても大切です。

インナービューティー料理研究家・食生活指導士1級の筆者が、エイジングケアに摂りたい旬食材「キウイ」の栄養と、おすすめの食べ方についてご紹介します。

■紫外線による「光老化」とは?

私たちのお肌は、紫外線を多く受けると「光老化」が進むといわれています。しみ・そばかすや、たるみ・くすみなど、お肌の老化は少しでも食い止めたいものですね。

そのためには、細胞を傷つける「活性酸素」の働きを抑える働き(=抗酸化力)が必要となります。

抗酸化食材でエイジングケアを!

私たちの体には、元来「抗酸化力」が備わっていますが、加齢やストレスなどによりその力は減少します。

そのため、抗酸化力の高い食材を日頃から取り入れることが、とても大切になるのです。

抗酸化力の高い栄養素とは?

抗酸化力が高い栄養素としては、「抗酸化トリオ」とも呼ばれるビタミンA・C・Eがまず挙げられます。

これらは相乗効果でその抗酸化力がUPすると期待されています。

ほかにも、ポリフェノール類や、オリーブオイルや青魚に含まれる良質オイルも抗酸化力が高い栄養素です。

■夏のエイジングケアには旬のキウイを!

40・50代のエイジングケアに!キウイの意外な食べ方3つ

旬を迎えているニュージーランド産のキウイは、光老化を抑え、エイジングケアをサポートするためにおすすめの食材です。

なぜなら、キウイには複数のビタミン類食物繊維が豊富に含まれているからです。お肌も腸も血管も……体の内側からエイジングケアを行うことが、健美な体作りには欠かせません。

ビタミンCならゴールドキウイ

旬真っただ中のゴールドキウイは、抗酸化力の高いビタミンCの含有量が、グリーンキウイに比べて約2倍。

1個で1日に必要とされるビタミンCを摂取できるので、特にシミしわなどを防ぎ、美肌を目指す方におすすめの果実です。

高い抗酸化力が期待できる

キウイには、ビタミンCのほかにビタミンEも豊富に含まれているため、その相乗効果で高い抗酸化力が期待できます。

1つの果実で、同時に抗酸化ビタミンが複数、効率よく摂取できるなんて嬉しいですよね!

キウイを食べることで、紫外線や暑さによるお肌のダメージを防ぐ働きが期待できます。

食物繊維ならグリーンキウイ

キウイにはほかにも食物繊維が多く含まれており、腸活サポートにも優れています。

特にグリーンキウイは、1個で1日に必要な食物繊維が摂取できるといわれています。

「美腸は美肌のもと」とよくいわれるように、腸とお肌の関係性は深いもの。腸内環境が整うことは、美肌作りや代謝・免疫アップなど様々な面でのエイジングケアにつながります。

体を内側から健やかに保ってくれるキウイは、まさに万能の美容・エイジング食材といえます。

■キウイのおすすめの食べ方アイデア3選

(1)お肉の付け合わせ、ソースに

40・50代のエイジングケアに!キウイの意外な食べ方3つ

ほど良い酸味と甘みのキウイは、お肉料理の付け合わせやソース代わりに添えるのがおすすめです。

さっぱりとした味わいで食が進むのはもちろん、たんぱく質を分解する酵素アクチジニンの活性が高いためです

(2)お肉や魚介類と一緒に

40・50代のエイジングケアに!キウイの意外な食べ方3つ

キウイは魚介類との相性もバツグン。我が家では、魚介類のカルパッチョにキウイを挟む食べ方が人気です。

写真はNZで頂いたエビのグリル。サルサソース仕立てにしたキウイソースが何とも美味でした!

(3)凍らせてアイスシャーベットに

キウイを一度に食べきれないときは、冷凍するのもおすすめ。

半分に切って、ぴったりとラップで密封してから、冷凍用保存袋に入れて冷凍保存するだけです。

アイスシャーベットとして楽しめば、暑さで火照った体もクールダウンできます。

■最新研究でも認められているキウイの栄養価

40・50代のエイジングケアに!キウイの意外な食べ方3つ

余談ですが、筆者は2024年4月にキウイの本場、ニュージーランドへ視察・研究に行ってきました。オークランド大学のAMBER MILAN(アンバー・ミラン)博士の講義によると、「キウイがおよぼす胃腸の健康効果はとても大きい」とのことでした。

ほかの博士や現地の栄養士のお話でも、キウイの高い栄養価が美容・健康面に大きく貢献すると考えられる……という最新のお話を多く伺えました。

そのまま食べてもおいしい、栄養満点のキウイ。毎日のエイジングケアのためにも、積極的に様々な食べ方を楽しみながら取り入れてみてください。

(インナービューティー料理研究家 フードコーディネーター 國塩 亜矢子) ※画像:すべて筆者撮影

 

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【参考】
※「Health & Nutrition Summary キウイフルーツの健康価値」(冊子)ゼスプリ社※「カンパニープロフィールBOOK」(冊子)ゼスプリ社※吉田企世子・松田早苗/監修『正しい知識で健康をつくる あたらしい栄養学』(2021年)高橋書店※上西一弘/著『栄養素の通になる』(2016年)女子栄養大学出版部※三輪正幸/監修『からだにおいしい フルーツの便利帳』(2012年)高橋書店

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