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今年注目された「グルテンフリー」「ファスティング」まとめ

美養フードクリエイター
岩田 まなみ

ダイエットは女性の永遠のテーマ。今年もいろいろな食事法が紹介されましたが、とくに注目を集めた食事法は、「グルテンフリー」と「ファスティング」ではないでしょうか。いまさら聞けないグルテンフリーとファスティングについて、おさらいしてみましょう!

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■今年流行った食スタイル2つ

(1)グルテンフリー

グルテンとは、小麦などに含まれるタンパク質です。つなぎ合わせる役割があり、パスタやパン、うどんなどにコシがあるのはグルテンのおかげです。フワフワ感や、コシの強さなどを高めるために品種改良された現代の小麦は、昔の小麦に比べるとグルテンの含有量が高くなっているとか。そのため現代人は、グルテンを摂りすぎる傾向にあるのだそうです。このグルテンに含まれるグリアジンというアミノ酸は、腸壁を刺激して炎症を起こしたり、ガスが異常に溜まるなどの腸トラブルを引き起こす原因といわれています。腸粘膜が破壊されて、未消化物や腸内細菌が血液に取り込まれたり、吸収しなくてはならない栄養素が吸収できないなどの症状があらわれ、身体の不調につながるのだそうです。そのため、グルテンを含む小麦などを極力とらないことが健康につながると考えられ、アメリカを中心に注目を集めました。米中心の食生活が主体の日本では、グルテンアレルギーが比較的少ないようですが、健康のためにとグルテンフリー生活をする人も増えています。

(2)ファスティング

ファスティングとは、断食のことです。断食といっても全く何も食べないわけではなく、酵素ジュースやフレッシュジュース、甘酒など、胃腸に負担のかからない飲み物などを摂って、必要最低限の栄養を取りながら、胃腸を休ませる食事法です。空腹を感じることで、私たちの身体にすでに備わっているサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)のスイッチがONになることもわかっています。サーチュイン遺伝子は、オートファージという異常な細胞や古くなった細胞を除去して新しく生まれ変わる機能を持ち、細胞の修復や脂肪の燃焼、活性酸素の除去など、さまざまな身体の機能が活性化することから、「若返りの遺伝子」とも呼ばれています。現代人は食べ過ぎの傾向にあるため、1日~2日断食をして身体をリセットするファスティングが注目を浴びています。

グルテンフリーは毎日の食生活で取り組む、ファスティングは数ケ月に1度リセットを行う食事法です。ご自身のライフスタイルに合った美容と健康のための食スタイルを見つけて、来年も食べてキレイを実践したいですね。
(美養フードクリエイター 岩田まなみ)

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【参考】
腹七分目で若返ろう カロリー制限が長寿遺伝子活性化 – 金沢医科大学病院

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