アンチエイジングという言葉が一般的になり、美しく年を重ねるために食生活や生活習慣を見直すことが、当たり前のようになってきましたね。誰しも食べものや生活習慣を見直すことで、美しく年をとることができます。来年も再来年も美しくあるために、若返りホルモンUPの食材をご紹介します。
■若返りホルモン「アディポネクチン」とは?
アディポネクチンは、別名「若返りホルモン」とも呼ばれています。脂肪細胞から分泌されるホルモンです。代謝UPや肥満の予防、お肌の健康に有望なホルモンとして注目を集めています。具体的には、インスリンの働きをサポートして糖の代謝をうながし脂肪として蓄積されるのを防いだり、脂肪の分解・燃焼をうながしたり、また血流をスムーズにしたり、真皮線維芽細胞のヒアルロン酸の合成をうながしたりといった働きを持っています。
■アディポネクチンの分泌をうながす食べもの3つ
(1)レモン
レモンに含まれるポリフェノールには、アディポネクチンの分泌をうながす働きがあり、レモンの摂取量が多い人ほど血液中のアディポネクチンの量の多いことがわかっています。レモンポリフェノールは皮に多く含まれていますから、皮をすりおろしてサラダに加えたり、ハチミツに漬けて皮ごと食べるのもいいですね。
(2)トマト
トマトに含まれる「オスモチン」というポリフェノールは、体内でアディポネクチンと同じような働きをし、その働きは、アディポネクチンを上回るとの研究結果もあるそうです。「毎日トマト」を習慣にしたいですね。
(3)明日葉(アシタバ)
明日葉に含まれるポリフェノールにも、アディポネクチンの分泌をうながす働きのあることがわかっています。さらに大豆イソフラボンと一緒に摂ることで、相乗効果を発揮するそうですから、明日葉と納豆、明日葉のお味噌汁など、明日葉と大豆製品を一緒に食べると◎。
食事は、毎日必ず摂るものですから、その内容を見直して、美しく健康に年を重ねたいですね。
(美養フードクリエイター 岩田まなみ)
【関連記事】
・ヨーグルトは食前に摂るのが◎簡単ダイエットレシピ3つ
【参考】
※レモンの健康効果に関する研究の動向 – 県立広島大学
※トマトの栄養 – 香川井下病院
※明日葉カルコンのアディポネクチン産生促進作用と大豆イソフラボンによる増強 – タカラバイオ
※脂肪細胞由来の善玉因子「アディポネクチン」の「真皮ヒアルロン酸合成促進作用」を発見 (PDF) – カネボウ化粧品
※成分情報 オスモチン – わかさ生活
※成分情報 アディポネクチン – わかさ生活