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あぶるだけじゃない!湿気た「海苔」を再利用する方法4つ

台湾料理研究家
小河 知惠子

海苔を食べようとしてつい容器を開けっぱなしにすると、空気中の水分を吸収して湿気ってしまいます。しっかり保存しておけば長く品質は保たれますが、湿気ると味はかなり落ちます。しなしなの海苔では食べる気も失せてしまいますよね。かといって捨ててしまうのはもったいない。今回は、料理研究家の筆者が、「湿気た海苔の再利用術」をご紹介します。

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■1:醤油とみりんで煮て「佃煮」に

湿気た海苔をもとに戻そうとせず、そのまま水に浸して味付けをして佃煮にしましょう。鍋に水を入れて海苔をちぎって浸し、火にかけて醬油とみりんを加え、煮詰めてください。ダシなどがあれば加えてもいいですね。

■2:みそ汁に入れて「あおさ汁」風に

湿気た海苔をみそ汁の具材にしましょう。海苔の旨み成分が溶け出して、美味しいおみそ汁になります。ほかに具材が入っていても、入っていなくててもOK。海苔のみであれば、お寿司屋さんでお馴染みのあおさ汁風になります。

■3:フライパンで焼いて「韓国海苔」風に

あぶるだけではなく、ひと手間加えて韓国海苔にしてみましょう。海苔の表面にごま油を塗って塩を振り、熱したフライパンにのせてください。30秒ほどあぶれば、パリパリ感も戻り、美味しい韓国海苔に仕上がります。

■4:油で揚げて「天ぷら」に

衣をつけて天ぷらにするのもありです。揚げる際は、海苔の片面にだけ衣をつけるようにします。こうすることで、揚げても丸まらずにキレイに見映えよく仕上がります。しなしなだった海苔が、サクサクの料理に生まれ変わります。

いかがでしたか? ごはんのお供に最適の海苔の再利用法でした。湿気てしまった海苔でも十分に味は楽しめますが、まずは湿気させないように保存することです。開封したあとは密閉容器などに入れて、空気に触れさせないように保存しましょう。
(料理研究家 オガワチエコ)

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