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なんでこんな時に!切れ味の悪い「包丁」を復活させる方法

台湾料理研究家
小河 知惠子

切れ味の悪い包丁でも、切れなくもないので、そのまま放置しがちです。でも、いざ大事な場面でまったく役に立たないことがあります。そうなって普段手入れしていないことを後悔しても、もう遅い。とりあえず、切れるようにケアする必要があります。今回は、料理研究家である筆者が、「切れ味の悪い包丁を復活させる方法」をご紹介します。

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■1:「アルミ箔」を切って刃を整える

ハサミの切れ味を戻すのに、アルミ箔を切る方法があるのをご存知の方もいると思います。これは『構成刃先』といって、切ったときに出る小さなアルミの屑が刃先に付着して、一時的に切れ味が回復するという現象です。この方法を、包丁にも用いることができます。

■2:陶器の裏の「糸底」という部分でこする

陶器の裏にある底の部分を『糸底』、もしくは『高台』といいます。その部分で刃先を磨く方法もあります。刃を横に倒して糸底に軽くあてて、刃先の部分をこするように引きます。これを表裏10回程度おこなうと、切れ味が復活します。

■3:クレンザーを付けて「コルク」で磨く

包丁の錆をとるのに、クレンザーをつけて磨く方法があります。この方法でも、切れ味は多少回復します。粉末クレンザーを刃先につけ、ワインのコルク栓を使って磨きます。コルクは固すぎず柔らかすぎず、刃に傷もつけないので、磨くのにはピッタリのアイテムなんです。

■4:目の細かい「サンドペーパー」でこする

耐水サンドペーパーでこする方法も有効です。サンドペーパーは、文具店やホームセンターで売っています。注意して欲しいのは、あまり洗い目のものを使わないこと。刃を傷をつける原因になります。紙の裏に書いてある番号が大きいほど目が細かくなるので、800番以上のものを使うようにしましょう。

いかがでしたか? これで切れ味は戻りますが、一時しのぎでまたすぐに切れなくなってしまうでしょう。完全復活させるには、しっかり砥石を使って磨く必要があります。普段からのお手入れも怠らないようにしましょう。
(料理研究家 オガワチエコ)

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