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炊飯器より上!? 「土鍋」でごはんを美味しく炊くコツ4つ

台湾料理研究家
小河 知惠子

最近では、生活が豊かになるような便利な家電が多く出回っています。炊飯器もそのひとつです。お米本来の味を十分に引き出し、ふっくら美味しく仕上げてくれます。なかには、十万円を超えるような高級品もありますね。でも、そんなものを使わなくても、シンプルな方法で美味しいごはんを炊くこともできます。今回は、料理研究家の筆者が、「土鍋でごはんを美味しく作るコツ」をご紹介します。

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■1:米の浸水、夏は30分、冬は1時間

最近の炊飯器は浸水が不要なものもありますが、土鍋で炊く場合は絶対に必要です。目安として、夏は30分、冬は1時間。この工程を無視すると、熱が芯まで届きにくくなり、歯触りの悪い炊き上がりとなります。

■2:目安は、15分火にかけて15分ムラす

最初は強火から中火にかけ、沸騰してきたら弱火に変えます。15分ほどグツグツと火にかけ、水分がなくなってきたら火を止めて15分ムラすようにします。火にかけている時点であれば、まだ蓋を開けて状態を確認しても構いません。

■3:ムラしている最中は蓋を開けない

ムラしている最中に蓋を開けるのは厳禁です。蓋を開けると釜のなかの温度が急に下がり、水蒸気が残ってべチャッとした炊き上がりになります。昔の言葉で、「赤子泣いても蓋とるな」というのもあるぐらいなので、絶対に守らないといけませんね。

■4:ムラしたら時間をおかないでよく混ぜる

蓋をしたまま長時間放置すると、「釜返り」といって、蒸気が落ちてごはんが水っぽくなる原因になります。ムラす時間はほどほどにしましょう。炊き上がったら蓋を開け、しゃもじで混ぜて水分を逃がすと、ツヤとハリのある美味しいごはんになります。

いかがでしたか? 土鍋でごはんを炊いて、高級炊飯器に負けない味に仕上げることもできます。無理して高いものを買わなくてもよし。高級炊飯器を持っている方も、ぜひ試して比べてみてください。
(料理研究家 オガワチエコ)

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