更年期の悩みのひとつである「身体のかゆみ」。足のスネから下、腕などのかゆみに悩む人が多いようですが、一番困るのは実は「背中のかゆみ」ではないでしょうか。
就寝時にかゆみで起きて、その後なかなか寝付けなくなると、良質な睡眠の妨げになってしまいます。
肌育美容家の筆者が、更年期に感じる背中のかゆみの原因とケア方法をご紹介します。
■なぜ、更年期に身体がかゆくなるの?
更年期に身体がかゆくなる大きな原因のひとつは、やはり「ホルモンバランスの変化」といわれています。加齢とともに皮膚のバリア機能が低下し、かゆみを感じやすくなることもあるそうです。顔と同じように、身体にも毎日の保湿ケアが重要です。
背中の場合は、乾燥とは逆に皮脂や汗によってかゆみを感じやすい部位。若い頃に背中ニキビで悩まされた人は、もしかしたら皮脂過剰が原因となっているかもしれません。自身のかゆみの種類を見極めてみてください。
■背中がかゆくなる原因を自分で作っている!?
下着の締め付け
ナイトブラなどを使っている人は御用心。締め付けは背中のかゆみの原因につながります。
シルクや上質なコットンのナイトウェアを着て、なるべく就寝中は身体を開放してあげてください。
汗をかいたまま放置する
更年期時期は、ホットフラッシュなどで首の後ろから大量に汗をかいてしまうこともありますよね。
背中につたった汗を放置せず、やわらかいタオルで拭き取るようにしてください。
ナイロンタオルでゴシゴシと洗う
意外と多いのが、バスタイムにタオルでゴシゴシと身体を洗うことです。洗浄力の高いボディソープや石鹸で強くこすって身体を洗うと、角質層を傷つけてバリア機能を低下させてしまう場合があります。
泡で身体をやさしく包み込むようにして洗うように心がけてください。
■おすすめの背中ケアとアイテム3つ
(1)ミルクローションで保湿
「背中に保湿クリームを塗りたくても、ベタつきが気になって躊躇してしまう」という時に、軽いテクスチャーのミルクローションがおすすめです。
100円ショップに売っているボディブラシなどを使って少量を広げれば、手では届かない部分にも簡単に塗布できます。
筆者おすすめアイテム
カルテHD モイスチュア フェイス&ボディローション/カルテ
ミルクタイプの高保湿ローション。「ヘパリン類似物質HD」を配合しているので、保湿力は抜群です。
サラサラタイプのテクスチャーは背中だけではなく顔や全身に惜しみなく使えるので、1本あるととても便利です。
(220ml 税込価格1,430円)
(2)微細なスクラブで余分な角質をケア
ゴシゴシ洗いは厳禁ですが、汚れと余分な角質の蓄積はターンオーバーの不調を招き、かゆみの原因につながります。見逃しがちな背中の汚れは、スクラブで2週間に一度ケアすることがおすすめです。
筆者おすすめアイテム
ヒップピーリングスクラブ/カントリー&ストリーム
ヒップ用のジェルですが、スクラブがとても微細なので痛みを感じることなく全身に使えます。
洗い上がりはとても滑らかな感触になります。ピーチの香りが穏やかな角質ケアジェルです。(150g 税込価格1,100円)
(3)クレンジング剤で背中を洗う
意外なケア方法ですが、筆者も実践しています。うるおいを残しながら汚れだけをオフする高機能クレンジングなら、背中のケアも簡単です。
乳化を必要としないジェル状のクレンジングは、洗いすぎを防ぐことができるので一度試してみてください。
筆者おすすめアイテム
シュシュモア ホットクレンジングジェル/ジュネフォース by 桃谷順天館
手に取ると温かくなる温感クレンジングジェル。キンモクセイの香りは数量限定で、通常品はレモンジンジャーの香りです。
背中全体に広げたら、シャワーで洗い流すだけです。簡単ケアで、しっとりとした保湿クリーム要らずの背中に導きます。(キンモクセイの香りは数量限定 200g 税込価格1,650円)
※画像アイテムは「キンモクセイの香り」です。
眠れないほどの背中のかゆみを感じる前に、ムズムズやチクチクという違和感があると思います。秋冬の乾燥がひどくなる前に、背中のケアを一度見直してみてください。
(肌育美容家 今泉 まいこ)
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【参考】
※Vol.19 肌のかゆみが続いています。【40歳からのからだ塾WEB版】 – マガジンハウス
※カルテHD モイスチュア フェイス&ボディローション – カルテ
※ヒップピーリングスクラブ – カントリー&ストリーム
※シュシュモア ホットクレンジングジェル – ジュネフォース by 桃谷順天館