日常の中で気が付くと歯を噛みしめていたり、舌を噛んでいたりする覚えはありませんか。このような癖のある人は、肩こりや頭痛、顎関節症と言った上半身の不調を訴えることが多いよう。ストレッチや半身浴、いろいろ試しても治らないのであれば、噛みしめグセに問題があるかもしれません。セルフチェックと対策をご紹介します。
■気付いて!「噛みしめグセ」セルフチェック
まずは噛みしめグセのチェックをしてみましょう。チェックするポイントは以下の3つです。
- この記事を読んでいる今、上の歯と下の歯がくっついている。
- 舌の側面がギザギザになっている。
- 口を開けると、頬の内側に横線が1本入っている。
噛みしめグセは軽度であれば多くの人に見られます。これが酷くなると、肩こりだけでなく、顎関節症や頭痛、歯がしみる、歯が痛いといった影響がでてしまうことも。
■噛みしめグセを直すと顔色まで変わる!?
クセがすでについてしまっている人は、口元がリラックスできる正しい位置を確認しましょう。
1. 口を閉じて、思い切り噛みしめる。
2. 1~2秒後、顎の力を一気に抜く。
この時、上と下の歯がわずかに離れ、舌が上の歯茎にくっついていることが正常な状態。緊張していた口まわりの筋肉がゆるみ、そこに連動している頭や肩まわりの筋肉を和らげ、リラックスできます。筋肉が和らげば口の周りの血行がよくなり、顔色も見ちがえるように明るくなりますよ。
カラダがリラックスできるようになれば、自然と噛みしめグセも改善されていきます。歯ぎしりをしている、気が付くと口に力が入っているなどに気づいたら、肩こりや頭痛などの悪影響が進行する前に、ぜひ試してみてくださいね。
(つやプラ編集部)
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【参考】
※歯ぎしり(噛みしめ)顎関節症 – 一ツ葉矯正歯科クリニック
※顎関節症
※「歯ぎしり」の影響と対策 – オムロン
※佐藤由紀子著(2014)『「口もと」をキレイにすれば120%美人に見える』(大和書店)