角質の汚れをスッキリ解消してくれる毛穴パック。とくに小鼻の汚れ、毛穴に詰まっていたものがごっそり抜けるので、ついクセになってしまう人も多いはず。しかしやりすぎは角質層を傷つけるので、肌にはマイナス。パック後は入念にケアしないと汚れがたまり、かえって毛穴が大きく広がってしまうのです。おすすめの毛穴ケア方法をご紹介します。
■やりすぎはシミ・ニキビの原因に
毛穴パックは、シートタイプのものだけでなく、毛穴の汚れを取り除くクレイタイプやゴマージュ、ソフトスクラブなど様々なタイプがあります。これらは肌の表面の角質やざらつきを解消してくれますが、強くこすることで角質層を痛めてしまうので、頻繁な使用はあまりおすすめしません。
■毛穴ケアの基本は「保湿」にあり
加齢により皮膚にたるみが増すと、毛穴が潰れ、詰まりや開きが目立ってしまいます。小さくするには、朝晩の保湿がとても需要です。皮膚が水分不足を感知すると、毛穴から皮脂を出して潤いを保とうとして毛穴が余計に開いてしまうためです。
■仕上げは、「コラーゲン」で水分保持
毛穴の開きには、肌にハリと弾力を与えることです。ふっくらと肌が持ち上がれば、毛穴も引き締まるからです。そこで、肌の水分を保持してくれる「コラーゲン」を増やすことが大切になります。しかし、コラーゲンが配合された食べ物や飲み物を口から摂取してもそのまま全て皮膚のコラーゲンになるわけではありません。コラーゲンを摂る際は、の吸収、生成を助けてくれる「ビタミンC」を合わせて摂るのが効果的。また、毛穴ケアには、シミにも効果的なビタミンAの一種である「レチノール」を配合したスキンケアや、「ビタミンC誘導体」を配合した化粧品がおすすめです。
いかがでしたでしょうか。毛穴パックを行う場合は、月に2回程度にとどめ、後は保湿ケアをしっかり行いましょう。
(リンパ・ハーバリスト/ビューティヘルスライター 町山 町子)
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【参考】
※廣瀬嘉恵著(2013)『「若いね」といわれる美肌づくり』(角川フォレスタ)
【取材協力】
※廣瀬嘉恵/医療法人社団・優恵会理事長、東大大学院卒医学博士。美容皮膚科銀座よしえクリニック、ひろせ皮フ科、美容皮膚科「ベル・ポークリニック」の美人女医として、年間2万人の男性・女性の美肌をつくり出している。
※美容皮膚科銀座よしえクリニック