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しわ、たるみ毛穴…最適なスキンケアを見直す「顔マップ美容法」

美容研究家
遠藤幸子

プロフィール画像(遠藤さん)

私たちの顔は、部位によってお肌の状態が異なるという人がほとんど。しわや毛穴のたるみなど、エイジングサインを防ぐためにも各部位の肌状態を把握して、適切なスキンケアを行う必要があります。今回は「顔マップ」というアプローチで、肌状態に応じたスキンケアの方法についてご紹介します。

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■自分の「顔マップ」を作ってみましょう

スキンケアを始める前に、自分の肌状態をしっかりと把握しておくことが肝要です。洗顔前の素肌に清潔な手で触れ、各部位の状態を確認しましょう。また、自然光の下で1日数回肌の状態を観察することも大切。できれば記録しておくことをおすすめします。

 

■各部位の肌状態に応じたケア方法

自分の「顔マップ」ができたら、スキンケアをひと工夫してみましょう。

1.Tゾーンなど、脂っぽい部分

・取り入れたいアイテム…スキンケアの最後にクリームではなく、乳液やジェルを使用してみましょう。汗や皮脂の分泌を抑える「収れん化粧水」や、皮脂をコントロールする効果があると言われている「ビタミンC誘導体入りのコスメ」も取り入れてみてはいかがでしょうか。
・食事面…食事でも脂っぽいものを控えると効果的。また、皮脂の分泌をコントロールしてくれると言われるビタミンB群を含む、レバー、豚肉、乳製品、卵、魚介類などを食事に取り入れて。

注意点

・水分をしっかり与える…水分不足になるとそれを補うために皮脂の分泌が活発になる傾向があると言われています。化粧水をケチらず、内側からの小まめな水分補給を心掛けることが大切です。
・脂を取り過ぎない…脂っぽさが気になると、あぶらとり紙を使って熱心に皮脂を取る人が多いようですが、かえって皮脂分泌をまねく恐れがあると言われています。ティッシュや使い捨てのスポンジで軽く押さえてオフすることをおすすめします。

 

2.Uゾーン、目元、口元など乾燥する部分

・取り入れたいアイテム…セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が配合されたコスメ、パックやシートマスクで潤いをチャージしましょう。また、目元や唇には専用の保湿アイテムを使用してみるのもいいでしょう。
・内側からのケア…体の中から潤いを補給しましょう。小まめな水分摂取を行う以外にも、肌に潤いをもたらすビタミンAを豊富に含んだ食品を摂取することもお忘れなく。ビタミンAは、レバー、緑黄色野菜などに多く含まれています。
・洗顔方法の見直し…乾燥の原因が洗い過ぎによる場合には、洗顔やクレンジングの見直しを行うのがおすすめ。中でも、朝の洗顔を週に何度かぬるま湯のみの洗顔に切り替えると、乾燥が緩和される可能性があります。

 

3.頬、小鼻など毛穴の気になる部分

週に1、2度クレイパックを行って毛穴の汚れをお掃除しましょう。お掃除の後は、収れん効果のある化粧水を使うなどして毛穴を引き締めるケアを行いましょう。ビタミンC誘導体入りのコスメを使っても、毛穴の引き締め効果が期待できます。

 肌状態に合ったスキンケアを行うことでエイジングサインを防いではいかがでしょうか。
(アンチエイジングアドバイザー 遠藤幸子)

【関連記事】
30歳過ぎたら実践すべし!毛穴の開き・たるみケア3つ

【参考】
※友利新監修『最新版 肌美人になるスキンケアの基本 悩み解消パーフェクトBOOK』(学研パブリッシング)
※吉木伸子他監修(2010)『正しいスキンケア事典』(高橋書店)

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