「美容と健康のために、野菜を意識して食べている」という女性も多いですよね。
しかし、食べ方によっては、せっかくの野菜の有効成分を活かすどころか効果を半減にしてしまう場合もあります。
ベジ活アドバイザーの筆者が、野菜のNGな食べ方を3つご紹介します。
(1)特定の野菜だけを食べている
普段から野菜を食べているという人でも、さまざまな種類の野菜をバランス良く食べているかというと、そうではない人も多いですよね。
野菜に含まれる栄養素は1つ1つ違うので、旬の野菜を中心にバランス良くとることが理想です。しかし、「バランス良く」といわれても、多くの野菜のなかからどうやってバランスをとればいいのかというのはむずかしいものですよね。
注目すべきは、「野菜の色」
野菜をバランス良くとるために注目してもらいたいのが、「野菜の色」です。
野菜を色で分けると「赤」「緑」「橙」「白」「黒(紫)」の5色に大別することができます。毎日5色の野菜をとることはむずかしいですが、1日に1〜2色ずつなら無理なくとることができるのではないでしょうか。
野菜の色にもさまざまな効果・効能があります。なので、5色の野菜をバランスよくとり、さまざまな栄養を享受するといいですね。
(2)お腹がすいて眠れない夜に、サラダを食べている
野菜に含まれる「食物繊維」は、食事の最初にとることで血糖値の急上昇を抑制し、ゆるやかな血糖値上昇を促してくれるのに役立ちます。ゆっくり消化されるのがメリットでもありますが、夜食ではそれがデメリットに働く場合もあります。
「眠る前にお腹がすいて、どうしても何か食べたい」という経験をしたことがある人も多いですよね。夜食はカロリーを気にしがちですが、「食物繊維」たっぷりの野菜は裏を返せば消化が悪いということでもあるので気をつけてください。
野菜を食べるのであれば、流動状にしたスープにするといいですね。
(3)お腹がすいた時は、野菜以外のものから食べている
バランスの良いメニューを選んでいても、お腹がすいていると唐揚げなどのお肉や、主食であるご飯から食べてしまいがちですよね。
しかし、野菜は食事の最初に食べることで食後血糖の急上昇を抑制する働きがあるので、食事の最初に食べることがベストです。
お腹がすいている時は、おそらく食事と食事の間隔が長い時だと思います。なので、いきなりご飯などの血糖値が急上昇するような食べ物を食べることは健康上望ましくありません。「ベジファースト」という言葉の通り、野菜から食べるようにするといいですね。
いかがでしたか? ただ野菜を食べるだけではなく、野菜のパフォーマンスを活かせる食べ方を習慣づけるといいですね。
(ベジ活アドバイザー 生井理恵
「食べてキレイになる料理教室」主宰。食べて美人になるレシピには定評があり、企業へのレシピ提供・商品監修を多数手掛ける他、講演やセミナーも精力的にこなす。著書に「ママとキッズの楽しいベジ活」がある。)
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