美容や健康にいいといわれる食材はいろいろありますが、みなさん、どのようなものを選んでいますか? 目的によって選ぶものが変わるのはもちろんですが、食からの体質改善は毎日長く続けることが大切! あまり高価なものや手に入りにくいもの、好みの味でないものは長続きしませんよね。
美容と健康に役立つ食スタイルを提案して16年の美養フードクリエイターである筆者が、実際に毎日続けている美腸のための食品を3つご紹介します。
■美味しいから続く!美容料理家が毎日食べている美腸食材3つ
(1)桑の葉青汁
桑の葉を粉末にした青汁は、桑の葉の食物繊維をしっかりとることができる青汁で、毎日欠かさず飲んでいます。
桑の葉が美腸に欠かせない理由は食物繊維だけではありません。桑の葉に含まれるクロロフィルには、胃腸に付着した老廃物を吸着して対外に排出する働きがあります。またクロロフィルにはマグネシウムが含まれています。マグネシウムは、腸内で水分を保ってスムーズな排出を促す働きがあり、桑の葉は、食物繊維+αの働きで腸内環境美化をサポートします。
桑の葉の青汁は、苦みもなく、ほんのり甘くとろみのある飲みやすい青汁です。それでも飲みにくいと感じる方は、はちみつを入れたり、豆乳や牛乳と合わせてもいいですね。
(2)冷凍ブルーベリー
アントシアニンが豊富なことでおなじみのブルーベリー。ブルーベリーは、身近なフルーツの中では、水溶性食物繊維が豊富なフルーツです。水溶性食物繊維は、すでに腸内に棲みついている善玉菌のエサとなって腸内環境美化をサポートします。
また、ブルーベリーに含まれる苦み成分でもあるポリフェノールには、腸内の善玉菌を増やす働きも期待されています。
フレッシュなブルーベリーは、食べられる期間が限られますが、冷凍であれば一年を通して食べることができるので、そのまま食べたり、ヨーグルトと一緒に食べたりしています。
(3)セイロンシナモン
シナモンには、毛細血管を丈夫にして血液の流れをスムーズにする働きがあることがわかっています。
直接腸内環境に関わるわけではありませんが、毛細血管までスムーズに血液が巡ることは、健康を保つための基本の基本です。血液がしっかりめぐることで、身体中の細胞に酸素と栄養が届き、身体は本来の働きをすることができます。
身体は、何か一つの臓器だけで動いているわけではなく、それぞれがバランをとって身体を整えています。腸内環境をいい状態に保つことも、身体のいいバランスがあってのことですから、血管と血液の健康のためにコーヒーに少しシナモンを入れて、毎日摂ることを心掛けています。
続けることが大切な、食からの体質改善。毎日続けて腸内環境をいい状態に保ちたいですね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)