※2017年7月7日更新
髪の長さや、前髪の有無を問わずに楽しめるハーフアップ。「上半分をただ結びました」では、大人の余裕を表現できません。
街で見かけたNG例をチェックしながら、大人のこなれハーフアップを目指しましょう。
■ポイントをしっかり押さえて、「NGハーフアップ」から「こなれ感あるハーフアップ」へ
ついやりがちな失敗例と改善策をチェックしていきましょう。
“地肌見え”厳禁!オシャレ度ゼロの「トサカハーフアップ」
絶対に避けたいのが、「地肌見えとトサカ」です。もちろん、綺麗に分け目を出すというスタイルもありますが、かしこまった印象になります。
ここでは大人のこなれ感を目指す時に、気をつけたいポイントとしてご紹介いたします。重要なのは、まとめたい毛束とそれを結ぶゴムの位置です。
分け目よりも上の位置で縛ってしまうと、結び目に向かって持ち上げる毛が出てきてしまいます。毛は、下向きに落ちているので、逆らうことでくっきりと地肌見えにつながります。この時、太めのゴムでギュっと結ぶと写真のように毛束が立ち上がり、トサカ状態に。
「地肌見え&トサカハーフアップ」を改善!結び目を毛先に向かって引っ張って修正
「この位置で良いかな」と思って結んだはずが、“地肌見えのトサカヘアー”になってしまっても修正することは可能です。
結んだ毛束を持ち、毛束の下部分(束ねていない襟足の髪に近い毛束)を、ゆっくりと毛先に向けて引っ張ります。そうすることで、結び目がぐっと下がり、地肌が髪の毛に隠れて自然な仕上がりに。
■「こなれハーフアップ」のポイントは、後頭部に“抜け感”と“立体感”を作ること
「こなれハーフアップ」のファーストステップのポイントは、髪を取り分けたラインよりも下の位置で結ぶこと。毛流れを頭のラインに沿わせることで、自然で美しいハーフアップに仕上げることができます。
束ねた結び目を押さえながら、頭頂部の毛を放射状に引き出しましょう。後頭部の立体感が、女の格を上げてくれます。
「こなれハーフアップ」の作り方
1)頭頂部の毛束を取り、シリコンゴムでまとめます。ポイントは、分け目にかぶせるように毛流を整えること。決して生え際からきつく結ばないように。
まとめた毛束の中央が高くなるように引き出します。正面から見て、頭頂部にふんわりと膨らみができるようにチェックしながら引き出しましょう。
2)残っている耳上の毛にアイロンで癖をつけます。手首を90度に反転させながら、ストレートアイロンで波打つような癖をつけるのがおすすめ。
3)癖付けができたら、ふんわりと癖付けした髪の動きがとれないようにワックスをなじませます。
4)両サイドの毛を、ひっつめないように気をつけながら後ろに回し、シリコンゴムでまとめます。もしも引っ張りすぎてしまったら、あとから引き出して毛のふんわり感をなくさないように。
両サイドの毛の長さが足りない場合には、ピンで留めても良いです。ピンが見える位置にくる時は、飾り付きを選びましょう。
5.結び目にバレッタなどヘアアクセサリーをつければ完成です。全体を巻いたり、癖付けするのは時間がかかるけれど、両サイドのニュアンスだけで、ぐっとこなれ感がアップします。
ぴっちりまとめてシャープな印象も素敵ですが、柔らかいニュアンスを巧みに使いこなし、いつものハーフアップにこなれ感を演出してはいかがでしょうか。
(フェイスコンダクター/ヘア&メイクアップアーティスト 上野リサ)
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