寒いこの季節。みんなで鍋を囲むとより一層、ぽかぽか温かく感じられます。そんな鍋の最後の雑炊は、お醤油やお塩で卵で綴じるが定番ですが、ちょっと工夫するだけでグッと美味しくなる裏ワザがあります。また、ちょい足しでグッと味わい深く、みんなのテンションも上がっちゃうシメ雑炊も伝授しますので、ぜひ試してみて!
■鍋のシメ雑炊を美味しくする「基本の裏ワザ」3つ
1.「冷やごはん」を使うべし
温かいごはんは、粘りが出やすいので、常温程度に冷めたごはんを使って。
2.ごはんを「水」で洗うべし
ごはんをザルに入れて、サッとお水でほぐしてぬめりを取り、水を切って下さい! シメの雑炊にピッタリの、スーッとのど越しの良い雑炊が出来上がります。
3.雑炊に最適なお米を選ぶべし
粘り気と甘みが強いこしひかりやミルキークイーンよりも、はえぬきやささにしき、ひとめぼれなどのあっさりした中にも歯応えのあるお米を選びましょう。より一層、滑らかだけど存在感のある雑炊ごはんが楽しめます。個人的に最もオススメな〆雑炊のお米は、旨み成分がたっぷりと入ったつや姫。ちょっと贅沢ですが、ぜひお試しあれ。
■シメ雑炊にオススメ!ちょい足しレシピ3つ
シンプルな雑炊も好きだけど、ちょい足しでグッと楽しい華やいだ雑炊が出来ます。全てシンプルな和風鍋の〆で出来ますので、お試しあれ。
1.和風鍋×牛乳(or豆乳)&チーズ
和風鍋1に対して、牛乳2/3~1カップとごはん1膳を入れて温め、最後にチーズをお好みの量入れて蒸らしたら、トロトロの洋風雑炊の出来上がり!
2.和風鍋×カレールー
和風鍋にカレールーを溶かし、ごはんを入れて温めます。ルーの加減はお好みですが、カレー蕎麦を食べているような何とも言えない贅沢な味わいに!
3.和風鍋×味噌×インスタントコーヒー
和風鍋に味噌を適量溶かし、コクを出すためにごはん1膳分に対して小さじ1/2杯のインスタントコーヒーを入れて。より一層深いコクと旨みが引き出され、マイルドな味わいに!
他にも、酒粕を入れたり、フリーズドライの味噌汁を入れたり、コーンスープの粉末を入れたりしても美味しいですよ。ついついテンションが上がってしまうシメのごはん。より一層、楽しんで頂くための裏ワザとちょい足し、ぜひお試しあれ。
(5ツ星お米マイスター/ごはんソムリエ 澁谷梨絵)