ごはんが美味しい新米時期。ついつい多く炊きすぎて余ってしまい、何日も保温をし続けたことにより、美味しさが半減していることってありませんか? お米屋さんである筆者が、解凍すればいつでも美味しい炊きたてごはんが味わえる、「ご飯の正しい冷凍保存の方法」を伝授します!
■ご飯のNG保存方法3つ
どれもついついやってしまいがちな保存方法ですが、実は全てNGです!
1.数時間保温した後の冷凍保存
保温はすればするほど、ご飯の水分を飛ばして味を損ねてしまいます。
2.ラップに包んで「冷蔵庫」で保存
冷蔵庫での保存は、ご飯をより硬く劣化させてしまいます。
3.十分冷ましてから、冷凍保存
ごはんは冷ますと硬くなってしまうので、その後の冷凍保存では美味しくない状態で保存することに。
■絶品!ご飯の冷凍保存方法3ステップ
1. 炊きたてのごはんをラップに広げて粗熱を取る。ある程度、アツアツのままでOK!
2. アツアツのごはんをラップで包み、さらにアルミホイルで包む。
3. アルミホイルにくるんだまま、温かい状態で冷凍庫に入れて冷凍保存。
たったこれだけで、解凍した際に炊きたてのままの美味しいご飯が味わえます。炊きたてごはんは、モチモチでアルファ化された状態になっていて、冷めてくると、段々と炊く前の硬いベータ化状態に戻ってしまうのです。そこで、モチモチっとしたアルファ化状態の時に冷凍することが、解凍後も美味しいご飯を味わえるコツ!
古くなった冷凍ごはんをおいしく食べる裏技
古くなった冷凍ごはんは、軽くお酒を振ってから解凍するとお酒の再生効果でふっくら感が増し、美味しく食べることができます。
ほんの少しの工夫で劇的においしくなる冷凍ごはん。ぜひ試してみて!
(5ツ星お米マイスター/ごはんソムリエ 澁谷梨絵)
【関連記事】
・お米屋さんが伝授!「酵素玄米」の効果と絶品炊き方レシピ