日本の伝統食「蕎麦」は、今やスーパーフードの一つとして取り上げられることもある食材。特に蕎麦に含まれるポリフェノール「ルチン」は、強い抗酸化作用があるアンチエイジング成分として注目を集めています。
血管を丈夫にして血液の流れをスムーズにする働きや、ビタミンCの吸収を高めてシワやたるみの予防効果も期待できるのがその理由。今回は、年末の年越しそばを「アンチエイジング蕎麦」にするポイントを3つご紹介します。
■年越しそばをアンチエイジング蕎麦に!ポイント3つ
(1)「十割そば」を選ぶ
そば粉の使用量が多ければ多いほど、ルチンが多く含まれています。また、蕎麦に含まれるタンパク質は、「レジスタントプロテイン」と呼ばれ、消化吸収されにくく、腸内で食物繊維と同じ様な働きをすることもわかっています。腸内環境美化のためにも、使用する蕎麦は「八~十割蕎麦」を選びましょう!
(2)蕎麦湯はマストで飲む
ルチンは、水に溶け出てしまう性質があります。蕎麦湯は必ず飲みましょう。蕎麦湯として飲むだけでなく、蕎麦湯を醤油とみりんで味付けをしてそば汁にすれば、無駄なく使うことができます。
(3)すだちを絞る
ルチンは、ビタミンCの吸収を高めるだけでなく、ビタミンCと共に働きコラーゲンの合成をサポートする働きがあり、シワやたるみの予防に役立ちます。蕎麦には、すだちをたっぷり絞って、ビタミンCを一緒に摂りましょう!
■日常的にルチンを摂るなら「韃靼そば茶」
1日に必要なルチンは30mgと言われていて、蕎麦1食で摂ることができますが、毎日はなかなか難しいですよね。日常的にルチンを摂るなら「韃靼そば茶」がおすすめです。韃靼そば茶は、通常の蕎麦の100倍以上のルチンが含まれています。冷やしても温かいままでも、どちらでも美味しいので、一年を通して楽しむことができますよ。
抗酸化作用とスムーズな血流は、アンチエイジングに欠かせない要素。年越しそばを美味しく食べて、ルチンパワーで来年もアンチエイジングな一年を過ごしたいですね。
(美養フードクリエイター 岩田麻奈未)
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【参考】
※成分情報 ルチン – わかさ生活
※スーパーフードとは – 日本スーパーフード協会
※韃靼そばとルチン – 日穀製粉