身体によい調味料であることで知られる酢は、発酵食品であるだけでなく、さまざまな効能が期待されています。「外出が少なくなり、お腹回りが気になりだした」「どうしても糖質の多い食事になってしまう」という方におすすめです。
美容と健康に役立つ食スタイルを提案して17年の美養フードクリエイターである筆者が、手軽に毎日の食卓に取り入れられる酢を使った作り置きレシピを3つご紹介します。
■気になるお腹回りに!お酢をとりたい理由2つ
(1)糖の吸収を穏やかに
酢は、一緒に食べたものの糖の吸収を穏やかにすることが分かっています。
食事と一緒に大さじ1杯の酢を摂るだけでも糖の吸収が穏やかになりますが、一緒に食物繊維を摂ると、効果がアップします。
糖は、身体に必要ですが、取りすぎると脂肪として蓄積されやすい栄養素です。白いご飯やパン、麺類など、糖質の多い食べものを食べるときは酢を一緒に、を習慣にしましょう。
(2)内臓脂肪を減らす
年齢とともに基礎代謝が下がるため、いままでと同じ食生活をしていると、自然と内臓脂肪もたまってしまいます。
酢には、内臓脂肪を減らす働きがあります。ただし、摂るのをやめると元に戻ってしまうため、毎日の習慣にすることがポイントです。
■毎日の習慣に!酢を使った作り置きレシピ3つ
(1)切り昆布の酢漬け
材料(作りやすい分量)
刻み昆布 30g
酢 50ml程度
作り方
(1)煮沸消毒したビンに、刻み昆布と酢を入れます。50mlを目安に、刻み昆布がひたひたになるくらいに注ぎます。
(2)一晩おき、昆布がしっかり酢を吸ったら出来上がり。
食べ方
そのまま食べるだけでなく、キュウリなどの野菜や納豆と和えたり、お刺身の付け合わせにも合います。
(2)切り干し大根の甘酢漬け
材料
切り干し大根 30g
酢 50ml
塩 ひとつまみ
はちみつ 大さじ1/2
作り方
(1)酢に、塩とはちみつを溶かします。
(2)煮沸消毒したビンに、(1)と切り干し大根を入れて一晩おいて出来上がり。
食べ方
そのまま漬物感覚で食べたり、サラダに入れても美味しいです。
(3)煮干しの甘酢漬け
材料(作りやすい分量)
煮干し 30g
酢 30ml
はちみつ 大さじ1/2
作り方
(1)酢にはちみつを溶かします。
(2)煮沸消毒したビンに(1)と煮干しを入れて、一晩おいて出来上がり。
食べ方
そのまま食べます。キュウリや大根、新玉ねぎなどと和えてもよく合います。
酢をそのまま飲むと、体質によって胸焼けを起こすことがあります。そんな方にも、ご紹介したレシピはぴったりです。酢をつかった作り置きを上手に毎日の食生活に取り入れて、スッキリボディを目指したいですね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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【参考】
※食後の血糖値上層を穏やかにするお酢の働きが証明されました – ミツカン
※内臓脂肪が気なる方におすすめ!毎日大さじ一杯のお酢 – ミツカン