美肌や代謝UP、疲れ改善などに役立つことで知られている「お酢」ですが、食生活の幅が広がるなかで思うようにお酢を活用できないというジレンマを抱える人も多いですよね。
お酢を手軽にとるためにおすすめしたいのが、飲むお酢「フルーツビネガー」です。水や炭酸水に混ぜて簡単に飲むことができます。
市販のものも多く販売されていますが、家でも簡単に作ることができます。ベジ活アドバイザーの筆者が、フルーツビネガーのメリットと美味しく作るコツをご紹介します。
■フルーツビネガーのメリット
お酢に含まれる「クエン酸」には、代謝を高めてエネルギーを効率よく作り出す働きがあります。料理と一緒に大さじ1程度のお酢をとることで食後血糖値を上昇を穏やかにすることもわかっているので、太りにくい身体作りにも役立つ調味料といえるでしょう。
また、カルシウムなどの「ミネラル」の吸収を高めることや、ビタミンCを破壊する「酵素」の働きを抑制することもわかっています。
果物の風味が溶け込んだフルーツビネガーはまろやかな味わいなので、お酢が苦手な人でも挑戦しやすいと思います。水や炭酸水と割って簡単に飲むことができるので、忙しい人でも無理なくお酢をとり入れることができます。
お酢には疲れ改善の働きもあると考えられているので、疲れを感じた時に積極的にとり入れてみてください。
■フルーツビネガーの作り方
材料(作りやすい分量)
・果物
・酢
・氷砂糖
全て同量ずつ用意してください。
作り方
(1)果物は洗って、皮をむくなどの下処理をします。そして、食べやすい大きさに切ります。
(2)よく洗って煮沸消毒した瓶はしっかりと水気をとり、(1)と酢、氷砂糖を入れてフタをします。
氷砂糖がとけて味がなじむまで、原則として1週間ほど冷暗所で保存します。室温が管理されている時は冷暗所において、外出時、寝る時は冷蔵庫にいれるという方法でもOKです。
(3)1日1回、瓶を上下逆さまにして混ぜます。1週間たったら中の果物をとり出したら完成です(果物は食べることができます)。果物をとり出したフルーツビネガーは冷蔵庫で保存してください。
■フルーツビネガー作りの注意点5つ
(1)瓶はしっかりと洗って煮沸消毒してください。
(2)果物の不要な水分はキッチンペーパーなどでしっかりと拭きとってください。
(3)瓶の中の果物は5日〜1週間を目安にとり除いてください。
(4)フルーツビネガーは容器ごと冷蔵庫で保存してください。
(5)フルーツビネガーは、1日大さじ1〜2くらいを目安にご使用ください。適度に使うお酢は体調管理に役立ちますが、飲み過ぎると体調を崩してしまう場合があるので注意しましょう。
■フルーツビネガー作りのコツ
お酢が苦手な人やフルーツビネガー作りを初めて行うという人は、「リンゴ酢」にすると飲みやすくなります。
初心者におすすめの果物の組み合わせは「パイナップル・リンゴ酢・氷砂糖」「バナナ・リンゴ酢・黒糖」です。バナナは季節を問わず見つけることができますし、パイナップルは甘さとさわやかな風味があるので暑くなる季節におすすめですよ。
■フルーツビネガーの使い方
水や炭酸水と割って飲むことが一般的ですが、ヨーグルトや牛乳、豆乳などに混ぜても美味しくいただけます。
漬け込む果物にもよりますが、フルーツビネガーにオリーブオイルと少量の塩を入れてサラダのドレッシングにしてもいいですし、カルパッチョのマリネ液などにも活用できますよ。
フルーツビネガーは、意外と簡単に作ることができます。未来のキレイと健康を守るために、フルーツビネガー生活を始めてみてはいかがでしょうか。
(ベジ活アドバイザー 生井 理恵)
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【参考】
※酢 – わかさ生活
※クエン酸 – わかさ生活
※食事と一緒に大さじ一杯のお酢で、食後の血糖値上昇を緩やかに – ミツカン