「マスクをしていると表情が暗く見えて、なんだか不機嫌そうに見える」と感じることはありませんか?
マスクでほうれい線や口元のエイジングサインが隠れるので、若見えにつながると思われがちですが、実は目まわりの印象次第では老けて見えてしまうこともあります。このように不機嫌な印象を与えて老け見えに繋がっている人には共通点があります。
メイクアップアドバイザーの筆者が、マスクで老けて見える原因と、改善するためのメイク法をご紹介します。
■マスクで老けて見える「NG目まわりメイク」と改善策
(1)眉と眉の距離が狭い&眉頭強調メイク
人は怒ったときに眉を寄せますよね。そのため眉間の距離が短いと、険しい表情に見えやすくなります。
また眉頭を濃く描くと、怒ったときのように目にグッと力を入れたような印象になるので、怖く見えてしまいがちです。
これらのマイナスな印象は老け見えの大きな原因の一つになるので、アイブロウメイクを見直してみましょう。
若見えにつながるアイブロウメイク
若見えにつながるアイブロウに仕上げるポイントは、眉頭をやわらかく自然に描くことです。アイブロウパウダーをアイブロウブラシにとったら、眉の中央から左右に広げていきます。
このとき、眉頭にはパウダーをのせずに空けておきましょう。パウダーで形を作ったら、ブラシに残ったパウダーを眉頭に軽くのせます。次に、眉尻や毛の密度が足りない箇所をアイブロウペンシルで描き足したら完成です。
眉頭の毛が少なく薄い場合は、パウダーで大まかな形を作った後、眉頭にパウダーをのせる前に、上の画像のように毛を1本ずづ描き足すようなイメージで描いてみましょう。
このとき使うアイブロウペンシルの芯は、なるべく細いものを選ぶと、より自然に仕上がります。
描き終わったら、ブラシに残ったパウダーを眉頭に優しくのせます。こうすることで、描き足した眉頭の線がほんのりとぼやけるので、やわらかな眉頭に仕上がります。
(2)まぶたのくぼみによる影
まぶたのくぼみによる影、特に目頭側に凹みがあると、目元に深い影ができることで暗く不機嫌そうな印象に映ります。
一般的なメイクHOW TOでは、「この部分はノーズシャドウを入れる部分」として紹介されることが多いので、ノーズシャドウを入れている方も多いかもしれません。
もちろんこの方法自体は間違いではありませんが、目元のくぼみは一気に老け込んで見えるので、くぼみが気になる世代にはあまりおすすめできません。
明るい目元を作る、くぼみ解消メイク
まぶたのくぼみが気になる人は、影になっている箇所にハイライトカラーを入れて影を飛ばしてみましょう。
アイシャドウパレットに入っている一番明るいハイライトカラーを使うのが簡単です。
40・50代にオススメのカラーは、ピンクやオレンジを感じる温かみのあるベージュカラーです。これらのカラーは、影だけでなく血行不良によるくすみも飛ばして、若々しい目元に見せてくれます。
ただし、ホワイトのハイライトは肌なじみが悪く、白浮きしてしまうのでおすすめできません。また、ラメやパール感が強いと目元のシワを悪目立ちさせてしまうので注意しましょう。
(3)目尻下のくすみ
目尻下の三角ゾーンに、アイシャドウパレットの一番濃いカラー(いわゆる締め色)で影を入れている人は多いと思います。しかし、大人世代は一歩間違えると古臭く見えたり、目元が怖く見える原因になります。
また、この部分の影を濃くすると、目尻のたるみを強調してしまい、老け見えにもつながるので注意しましょう。
目尻下の三角ゾーンの改善メイク
目尻下の三角ゾーンには、濃いカラーではなく、明るいカラーがおすすめです。アイシャドウパレットの2番目に明るいカラーを、目尻から1/3の位置までのせてみましょう。
こうすることで、影やくすみが改善されて目尻のたるみも目立ちにくくなりますよ。
今回ご紹介した改善メイクをすることで、明るくやわらかい印象の目元を演出することができます。ぜひご自身のメイクを見直してみてくださいね。
(美容ライター/美容ブロガー/メイクアップアドバイザー/DNA栄養学ジュニアアドバイザー/GEN INE認定講師 伊早坂 美裕)
【関連記事】
・マスクを外しても若見え!老け見え回避のメイクのコツ
・40・50代コンシーラー初心者がうまくクマを隠す方法&おすすめ品3つ
・化粧下地で老け見え?40代以降が避けるべき化粧下地
・40•50代が買ってはいけないプチプラアイブロウ