マスク生活が続くなか、目元にポイントをおくメイクをマスターした人も多いでしょう。目の下を明るく保つことで、顔の印象もガラリと変わりますね。ですが、年齢を重ねると目の下にクマが現れて、どうしても暗い印象になってしまいます。
肌育美容家の筆者が、テクニック要らずでクマを隠しながら明るい目元を作るコンシーラーの使い方と選び方をお伝えします。
■クマを隠すにはどんなコンシーラーがおすすめ?
クマ隠しには「コンシーラーを使う」というのが常套手段ですが、意外とむずかしいと思いませんか?
つい厚塗りになり小ジワに入り込んでしまったり、マスクの上から出る息の蒸気でヨレてしまったりと悩みは多いでしょう。メイクレッスンの受講生さんたちも、「一度はコンシーラーを試したものの苦戦してしまい、今は使っていない」という方がとても多いのが現状です。
まず最初に覚えておきたいのは、目の下の皮膚は顔のなかでも一番薄く、とてもデリケートな部分だということ。コンシーラーを使う時に強く叩いたり、皮膚を引っ張ったりなどはしないでください。
クマをカバーをするのが難しい理由
クマにもいくつか種類があり、代表的なものは以下になります。
青クマ:血行不良や寝不足などが要因
茶クマ:摩擦や紫外線などによる色素沈着などが要因
黒クマ:骨格やたるみなどによる影が要因
上記の3種によってコンシーラーの色を変えましょうというのも定説ですが、パレットタイプは量の調節がむずかしく、どうしても厚塗りになりやすいです。そして、指でぼかすという作業も難題で、一度塗ってしまった部分は伸びづらくムラになりやすいのです。
さらに、年齢を重ねたクマの色はひとつではないという特徴もあります。実際、筆者も目頭のあたりは青クマで、目尻にかけては茶クマという混合タイプです。
大人女性におすすめのコンシーラーのタイプは
以上をふまえ、テクスチャーの硬いパレットタイプや柔らかいチップタイプなど、さまざまあるコンシーラーのテクスチャーのなかから筆者がおすすめしたいのは、チップタイプまたは筆タイプのコンシーラーです。この2つのタイプはテクスチャーが柔らかいので伸びが良く、デリケートな目元に負担をかけずに使うことができます。
■初心者向けコンシーラーの使い方
筆者おすすめのコンシーラーの使い方は、クマ部分に広く塗ってハイライトの役割をもたせること。マスクメイクで見えている部分を明るくして、光の加減でクマを目立たなくさせるという方法です。コンシーラーの色は肌と同じ色、または少し明るめでOKです。
目元をアイクリームで整え、リキッドファンデーションを使っている人はファンデーションの後に使用しましょう。パウダーを使っている人はその前にコンシーラーを使います。
チップや筆の場合、コンシーラーを写真のようにのせてください。涙袋の部分にはのせないようにしてください。目の下ギリギリまでのせてしまうとシワに入り込んだり、涙などの分泌液でヨレてしまいます。
コンシーラーを伸ばす時は薬指を使いましょう。圧が一番かかりづらいので目元に負担をかけずにすみます。引っ張るのではなく、ポンポンと叩き込みながらなじませていきます。
こちらが完成写真です。プレストパウダーやファンデーションで軽く押さえると、さらに崩れにくくなります。
マスクメイクに対応したクマの消し方は、ピンポイントで隠すのではなく広範囲をカバーし明るく見せるということが大切です。作り込み過ぎないことが大人のスマートなコンシーラーの使い方です。
■テクスチャーの柔らかいおすすめのコンシーラー3選
(1)ミネラルコンシーラー/MiMC
美容成分たっぷりで目元の保湿まで叶えてくれる、40代以降におすすめのコンシーラーです。肌に馴染みやすく、厚塗りにならないのが特徴です。
クマ隠しには、画像中央カラー「02」の標準的なベージュカラーがおすすめです。ミネラルコスメのMiMCならではのせっけんオフも魅力のひとつです。
(全3色 5.8g 税込価格4,400円)
(2)ラディアント クリーム コンシーラー/スック
筆タイプなのでテクニック要らず。重ねてもキレイが持続する簡単コンシーラーです。後ろの部分をくるくると回すと筆にコンシーラーがにじみ出るタイプです。
スックのコンシーラーの素晴らしいところは、光をまとったような目元に仕上がるところ。画像カラーの「N-02」のナチュラルがおすすめです。
(全3色 4g 税込価格5,500円)
(3)コンシーラーリキッド EX/マキアージュ
こちらも後ろをノックすると筆ににじみ出るタイプのコンシーラーです。なめらかなテクスチャーがピタリと肌に密着するので、上からパウダーを重ねなくても長時間崩れにくいです。
さらに、コンシーラーなのにSPF18 PA++とUVカット効果があるのも嬉しいポイントです。画像カラーは「ナチュラル」です。
(全2色 2.5g SPF18 PA++ 税込価格2,750円)
筆タイプやチップタイプのコンシーラーを持っていると、メイク直しにもとても便利です。1本持ち歩くことで、明るく見せたいところにだけ使えば、顔全体にファンデーションを塗り直さなくても「きちんと感」が出ます。
また、目元のクマを作らないためにも、毎晩アイクリームなどのケアを欠かさないようにしてください。クマがあると疲れて見えたり、やつれて見えたりしがちです。若見えを目指すためにも、コンシーラーを上手にとり入れてみてください。
(肌育美容家 今泉 まいこ)
【関連記事】
・くすみとシャドウが一体化?大人のNGアイメイク改善テク
・40、50代の目を大きく見せるアイシャドウパレットの使い方
・つけま&カラコンに頼らない!整形級に目力をUPするメイク
・下地とコンシーラーで完成!マスクでも若見えするベースメイク
【参考】
※ミネラルコンシーラー – MiMC
※ラディアント クリーム コンシーラー – スック
※コンシーラーリキッド EX – マキアージュ