「時間のない朝にメイクが大変」「飲食の時にカップにリップをつけたくない」「リップを塗り直したいのにお直しの場面がない」……。女性のメイク直しはベース崩れだけじゃなく、リップも重要ですよね。今回は、メイクアップアーティストの筆者が、そんなお悩みも全て解決する最新トレンドのコスメをご紹介いたします。
■注目の「リップティントパック」 って?
少し前のティントはさらっとした液状で、リキッドチークのように唇につけていましたね。トレンドのティントは、パック式のもの。塗ってからリップなら10分程度おいてからはがすことで、肌に色をつける仕組みのものです。ティントパックなら唇自体に色がつくので、飲食の後も塗り直しをしなくてもいいんです。2時間程度おいてからはがす「眉ティント」もありますよ。
■チューブから出して、唇に塗っていくだけ!キレイに塗るコツ
剥がすパックの要領なので、適度な厚みを作りながら塗っていきましょう。唇の大きさによって輪郭まで広げるか、グラデーションのために地の色を残すかはお任せしますが、濃い色の場合は輪郭周りをぼかすとよいでしょう。また、ティントパックは唇の皮に色素がついているため、皮むけしたら色落ちします。パックの前にカサつく唇の皮や、細かい角質は、リップスクラブなどを使ってオフしておくと、ムラなくきれいな仕上がりが持続します。
輪郭周りや唇の中央などをざっくりと塗ったら、唇を「う」の形に突き出して、粘膜側まできちんと塗るのもポイント。粘膜とティントの色の境目がかハッキリしている場合は、母音が「う」の言葉を話すたびに、色の違いが気になってしまうかも……。
そのまま10分放置……。
■パックの上手なはがし方は?
特にコツはありません。ベリっといきましょう。
■これで完成!比較の参考画像も
うっすらですね。これはティントの色がほぼ黄色なオレンジだったのでニュアンス程度です。
念のため、素の唇の画像も用意しておきました。色素濃い目のピンク色です。こう見るとティントパックをしたほうは、リップをつけたようなカラーになっていることがわかりますね。
しっかりとしたカラーを使いたいという方のために、オレンジがかった赤でも試してみました。こちらはハッキリと唇に色がつきましたね。飲食しても1日は色持ちしたので、メイク直しがしづらいデートや披露宴などにもよさそう。ツヤはリップクリームやバームで充分です。
塗るのは1〜2分、放置も10分。夜の習慣にして、朝はそのままで出かけられるというのは便利ですね!
いかがでしたか? 次回は眉のティントパックをご紹介したいと思います。リップのティントパックは、韓国コスメメーカー「berrisom」や、日本でも「chume!」というブランドから登場しているので、もし見かけたらぜひぜひトライしてみてくださいね。
(トータルビジュアルプロデューサー・メイクアップアーティスト MANAMI)