暖かく、おしゃれに見える「ニット」は、冬のデイリーコーデに欠かせない存在。しかし、選び方によっては太って見えてしまいがちなアイテムでもあります。
スタイリストの筆者が、すっきり見えが叶うニット選びのポイントを解説します。大人世代におすすめのニットも併せてご紹介します。
■要チェック!すっきり見えが叶う冬ニットのデザイン
厚手すぎず、細かい編み目
分厚くなればなるほど大きく見えがちなニット。とはいえ、あまりに薄手過ぎるものだと寒いので、ウールなどの暖かい素材で編み目がギュッと詰まったものを選ぶと良いでしょう。
ざっくりとラフに編まれたニットは立体感が出て一回り大きく見えてしまうので、細かく編まれたハイゲージのニットですっきりと見せるのがおすすめです。
襟や裾に入ったスリット
多少、厚手のニットでも裾に入ったスリットで縦ラインをつくり、視覚効果で細見えさせるのも◎。裾スリットが入っているとウエストやお尻周りにゆとりが生まれ、気になる部位を強調せずにすむのも細見えする理由です。
また、襟に入ったスリット、キーネックタイプのニットは顔周りがすっきり見えるので、特に上半身に厚みが出てしまうという人は取り入れてみてください。トレンド感も出て、おしゃれ度も上がります。
ラグランやドロップショルダーなど、袖周りのゆとり
二の腕の太さやがっしりした肩が気になる人は、ラグランやドロップショルダーなど、袖周りにゆとりのあるニットを選ぶとカモフラージュされます。
ただし、近年トレンドのバルーン袖タイプなど、袖にボリューム感があり過ぎるものは逆に身体を大きく見せてしまうことがあるので注意してください。ボリューム袖のデザインを選ぶなら、厚手のものはさけることが絶対条件です。
■太見えしない!大人世代におすすめの細見えニット3つ
(1)すっきり小顔効果もある「浅めVネックニット」
(小顔効果も期待できるVネックリブニットトップス/Tiaclasse 税込価格5,980円)
すっきりハイゲージにリブデザインが、おしゃれかつ、縦長に見せてくれるニット。襟ぐりがVネックになっているので、よりシャープに、小顔に見せる効果があります。
浅めのVネックなので冬でも取り入れやすく、特に顔周りが気になる人におすすめです。
(2)細見えと全方向おしゃれを叶える「サイドスリットニット」
(ウールカシミヤ ボートネックニット/ICB 税込価格19,910円)
シンプルながら、ボートネックやサイドスリットなどのさりげないデザインが光ります。後ろ側の丈が長いので、前からはすっきり見えつつ気になるお尻周りは隠せるという嬉しいポイントもあります。
ボートネックも程よく首周りにゆとりが生まれるので細見え効果が高くなります。
(3)適度な厚さと程よいゆとりで七難隠せる「オーバーサイズニット」
(ウーステッドウール ビッグシルエット ニット/23区 税込価格15,950円)
編み目が細かく厚手すぎないので、アウターを着てももたつかず、冬でもすっきり見えが叶います。肩が落ちたドロップショルダーデザインで、腕や肩周りもカモフラージュ。
身幅に対して袖はそこまで太くないので、身体を適度に覆いつつ、全体の細見え効果が高いニットです。
まだまだ寒い日が続き、引き続き出番の多くなりそうな「ニット」。細見えはもちろん、おしゃれさも手に入るものを選んで、すっきりスタイリッシュにニットコーデを楽しんでくださいね。
(スタイリスト/ライター 森田 文菜)
【関連記事】
・40・50代が着るとイタい!?若見え服の正解コーデ
・GUで40・50代が買うべき楽で洒落見えするパンツ
・40・50代がおしゃれに見える冬アウターの色BEST3
・ニットでおばさんに見える!?40・50代が避けるべきニット
【参考】
※オンワード