夏になると、「明るめのヘアカラー」を楽しみたいという方も多いはず。
美容師の筆者が、白髪を活かしたハイライトカラーをご紹介します。
■「ハイライトカラー」は、髪を明るくしたい方向き
白髪を活かしたハイライトカラーは、いわゆる“脱・白髪染め”といわれているヘアカラーです。明るめのハイライトを入れて白髪との明度差を少なくすることで、伸びてきた白髪を目立ちにくくさせます。
“白髪ぼかしヘアカラー”とも呼ばれており、白髪をしっかり染めたいという方には不向きなヘアカラーの技法です。
また、白髪を活かしたハイライトカラーはデザイン性が高く、明るめのヘアカラーが楽しめるというのも特徴です。白髪を染める場合は、通常7~8レベルくらいまでの明るさしか対応ができませんが、白髪を活かしたハイライトカラーをすることで、より明るめのカラーを楽しむことができます。
ハイライトカラーの注意点
明るめのヘアカラーでハイライトを入れる方もいらっしゃいますが、ブラウン感が残ってしまうため、やや明度差を強く感じやすいです。白髪を活かすハイライトカラーですので、白髪との明度差が少なくなるようにハイライトの部分に「ブリーチ」を使用していきます。
ブリーチをすると加齢と共に細くなっている髪には負担がかかるため、ダメージレスの「ケアブリーチ」をおすすめします。ケアブリーチは、ほとんどの美容室で使用されていると思いますので、美容師さんによく相談してみてくださいね。
ブリーチ+ケア剤を使用してくため、料金に含まれているところもあれば、プラス料金になる場合もあります。
ハイライトカラーを取り入れる際のコツ
白髪を活かしたハイライトカラーになりますので、いかにぼかすようになじませていくかがポイントとなります。なので、希望の仕上がりを美容師さんとよく相談しながら、すり合わせていくことも大切です。
また、明るめの仕上がりはダメージも伴うため、「髪のアフターケア」も必要です。インバストリートメントやアウトバストリートメントでしっかり保湿をし、髪をいたわってあげましょう。
しっかりケアをすれば、ブリーチ後もツヤツヤとした髪に導くことができます。
■夏におすすめ!白髪を活かしたハイライトカラー2選
どちらも白髪染めを使用せず、ハイライトカラーを施しています。
(1)明るめの「ベージュ系カラー」
ベージュ系カラーは大人気で、柔らかい軽さが出る仕上がりになります。白髪を活かしつつ、髪の色の明度差を少なくすることで、しっかりと白髪をぼかすことができます。
※12レベルくらいの仕上がりです。
(2)つや感を活かした「くすみ系カラー」
通年人気のくすみ系カラー。全体の仕上がりをつやっぽくナチュラルに仕上げています。
ブリーチでパサついて見えやすい髪色も、しっかり色味をプラスすることでつや髪に見えますね。
※10レベルくらいの仕上がりです。
上記2パターンのヘアカラーは、白髪染めを使用しておりません。白髪と暗い髪の部分の明度差を少なくするためにブリーチを使用し、細めのハイライトを入れています。
ハイライトを入れ、その上からカラーをすることで、白髪とのコントラストが少なくなります。
今回は、白髪を活かした「夏らしいハイライトカラー」をご紹介しました。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
(美容師/ヘアメイク/セミナー講師 Mayu)
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