冷蔵庫の中にある余り物で手軽に作れるチャーハン。お店で食べるとパラッと美味しいのに、自宅ではベタベタに仕上がってしまうという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。「家庭用のコンロでは火力が足りないから」などと言われがちですが、実は少しのコツを掴むだけで、ご家庭でもお店の様な味と食感がお楽しみいただけます! そこで今回は、料理研究である筆者が「チャーハンをパラッと美味しく仕上げるコツ」をご紹介いたします。
■1:ご飯を冷やしておく
ホカホカの炊きたてご飯で調理してしまいがちですが、冷蔵庫で冷やしておいたご飯の方が、丁度良く水分が抜けているのでチャーハンには適しています。炒める時間が長くなるのが気になるという方は、冷蔵庫で冷やしていたご飯をレンジでチンしてから炒めるだけでも、かなり効果的なのでオススメです。
■2:一度にたくさん作りすぎない
チャーハンがベタッとなってしまうのは、お米に水分が多く含まれてしまっているから。一度にたくさん作りすぎると上手に水分が飛ばず、ベチャベチャしてしまうので注意しましょう。
■3:なるべく大きなフライパンを使う
なるべく大きなフライパンを使用し、チャーハンを広く薄く広げながら炒めることで、きちんと水分を飛ばせます。フライパンが1種類しかない場合は、そのフライパンを広く使えるくらいの量を炒めるよう心がけましょう。
■4:ラードをたっぷり使う
チャーハンを炒める際に使用する油は、ラードにすることでコクと旨味が生まれます。またラードは控えめにせず、たっぷりと使用しましょう。ベタベタの原因は油ではなく、水分。きちんと油を多めに使用した方が、ご飯全体に行き渡り、お米の一粒ひとつぶを美味しくコーティングすることが出来るのです。
■5:卵を先に炒めて油を吸わせる
ご飯と卵を一気に炒めず、先に卵だけで炒めます。そうすることで卵が油を吸い、ご飯と混ぜ合わせた際、全体にうまく味が馴染みます。その後、思い思いの具材を加えるのが良いでしょう。
いかがでしたか? どれもお手軽に、すぐに実践できるコツばかりです。パラッと美味しいチャーハンに仕上げるため、是非次の調理から試してみて下さい!
(料理研究家 オガワチエコ)