行楽シーズンを迎える春は、スニーカーが手放せない季節。歩きやすくておしゃれなスニーカーが、今年も数多く登場しています。
ですが、種類も多いぶん、大人の女性が安易に履くと失敗しやすいアイテムも少なくありません。
スタイリストの筆者が、40・50代の大人世代が避けたいスニーカーや、スニーカーコーデをご紹介します。
■40・50代は気をつけて!NGスニーカー&コーデ4つ
(1)実は歩きづらい!キャンバスシューズ
カジュアルコーデにマッチするのが、キャンバス素材のスニーカーです。
もっとも定番で、多くの人が愛用していますが、実はこのキャンバスシューズは「疲れやすいスニーカーNo.1」アイテムです。
もちろん、すべてのキャンバスシューズが疲れやすいわけではありませんが、ストレッチやクッション性のない素材で作られているため、長時間歩くのには向いていません。
ファッション性という観点では問題ありませんが、履きやすさという点で、あまりおすすめしないアイテムです。
(2)ものによってはちょいダサ……スリッポンタイプ
シューレースがなく、さっと履くタイプのスリッポンは、履きやすさ抜群。
ですが、コロンとしたフォルムが時として野暮ったさを感じさせるデザインにも見えます。
シルエットにシャープさを出せない分、履いた時の足元に、おしゃれさが足りないコーディネートとなってしまいそう。
(3)チノパン×スニーカーはおばちゃんの遠足コーデ
NGコーデはなんといっても、カジュアル服代表のチノパンと組み合わせたスニーカーコーデです。
とくにベージュのチノパンにスニーカーを合わせると、アウトドアや遠足コーデのような雰囲気をかもし出してしまうので、できる限りシックな色のパンツやキレイめカラーのスラックスと合わせましょう。
(4)スカート×スニーカーは甘さ加減のバランスに要注意
スカートとスニーカーの組み合わせは、甘さ加減のバランスが重要です。
スカートとスニーカーのデザインがミスマッチすぎたり、コーデの配色がチグハグだったりすると、途端に違和感が強くなるので気をつけて。
スカート×スニーカーを馴染ませるポイントは、スニーカーのデザインは極力シンプルで細身のものを選ぶことです。
また、配色は統一感のある同系色でまとめましょう。
■大人女性に似合うスニーカーのおしゃれな着こなし方3つ
(1)モノトーンで大人クールに着こなす
(レザー スニーカー/23区 税込価格20,900円)
スニーカーコーデはカジュアルダウンしやすいので、配色で大人クールな雰囲気を表現できます。
誰でも取り入れられて、簡単にクールで上質な印象を与えられる色は、やはり黒と白。
黒のトップスに着丈の長い白カットソーを重ね着し、黒パンツに足元は白スニーカーと、配色配分をバランスよく散りばめると、重たさのない洗練された印象になります。
(2)春ニット×ワイドパンツのカジュアルコーデ
(プラットフォームスニーカー/自由区 税込価格22,000円)
春は、網目の粗い薄手ニットが人気。もちろん、スニーカーとも相性の良いアイテムです。
せっかくなら春らしいカラーニットを取り入れて、カジュアルコーデを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ボトムスは、程よくキレイめな雰囲気にも仕上がるワイドパンツで、大人に似合うコーデへと昇華させましょう。
(3)スカートは足首丈の長さが好バランス
(プラットフォームベーシックスニーカー/anyFAM 税込価格6,990円)
スニーカー×スカートコーデは、何よりスカート丈のバランスが大事です。
膝丈、膝下丈などの半端な丈だと脚が太く見えやすいので、徹底して足をカバーするマキシ丈のスカートをセレクトしましょう。
足首がチラリとのぞく程度の肌見せが、大人のさりげない抜け感コーデです。
■デザインスニーカーは組み合わせに注意!
最後にもう一点、気をつけたいスニーカーのポイントはデザインです。
スニーカーに独特の装飾が多用されていたり、配色が3色以上の派手なマルチカラーを使っていたりすると、服装との組み合わせが難しくなります。
よほどお気に入りというわけでなければ、取り入れると失敗を招きやすいと考えましょう。
そういった視点から、スニーカーのデザインにも注意してみてくださいね。
40・50代が避けたいスニーカー&コーデと、おすすめのスニーカーコーデをご紹介しました。歩きやすいうえに、大人女性ならではのコーデに欠かせない一足を選んで、春のコーディネートをランクアップさせましょう。
※各商品の情報は記事公開時のものです。
(ファッションスタイリスト・ライター 角 佑宇子)
【関連記事】
・40・50代が履いてはいけないNGデニム3つ
・部屋着見えしない!40・50代に◎春のスウェットコーデ3つ
・春こそ黒ブーツが似合う!?40・50代がすべき黒ブーツコーデ
・40・50代が買ってはいけない&春に買うべきワンピース
【参考】
※オンワード