40・50代になると、たるみ毛穴が目立ち始め、老けた印象を与える一因となります。
エステティシャン歴20年の筆者が、たるみ毛穴を招くNG習慣と、それを改善する方法を紹介します。
■たるみ毛穴を招くNG習慣
たるみ毛穴とは、肌の弾力が低下し、毛穴が垂れ下がって見える状態のことです。
40・50代になると、肌のコラーゲンやエラスチンが減少し、毛穴の開きやたるみが目立ちやすくなります。
たるみ毛穴を招くNG習慣について解説します。あてはまることがないかどうか、チェックしましょう。
(1)紫外線対策を怠る
紫外線は、肌に大きなダメージを与えます。コラーゲンやエラスチンを破壊し、肌の弾力を失わせる原因です。
特に紫外線A波(UVA)は肌の深部まで届き、たるみを引き起こす要因となります。
(2)不十分な保湿
肌が乾燥すると、バリア機能が低下し、弾力が失われます。
保湿が不足すると、毛穴が開きやすくなり、たるみ毛穴の原因となるので注意が必要です。
(3)過剰な洗顔
洗顔をしすぎると、肌に必要な皮脂まで取り除いてしまい、乾燥を招くことも。
結果として、たるみ毛穴を引き起こす一因となります。
(4)不規則な生活習慣
睡眠不足や偏った食生活、ストレスなどは、肌の新陳代謝を低下させ、コラーゲンの生成を妨げます。
不規則な生活習慣は、たるみ毛穴を引き起こす原因の1つです。
■たるみ毛穴を改善する方法6選
「若い頃と比べて肌のハリが失われ、毛穴が開いて目立ってしまう……」といった悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?
しかし、たるみ毛穴は改善できます。諦めずに適切なケアを続けることが大切です。
40・50代のたるみ毛穴を改善するための方法を6つご紹介します。
(1)紫外線対策を徹底する
毎日のスキンケアに日焼け止めを取り入れることは重要です。
SPF30以上、PA++++の高紫外線カットの日焼け止めを使用し、屋外に出る前にしっかり塗り直すことで、紫外線から肌を守りましょう。
また、帽子やサングラス、日傘などのUVケアグッズも活用してください。
(2)保湿を強化する
乾燥は、たるみ毛穴の大敵です。
保湿成分が豊富な化粧水やクリームを使用し、肌の水分をしっかりと保持することが重要です。
特に、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が含まれた製品を選びましょう。
(3)正しい洗顔
洗顔は朝晩の2回にとどめ、肌に負担をかけないようにしましょう。
洗顔料は低刺激なものを選び、ゴシゴシとこすらず、やさしく洗い流すことが大切です。
(4)規則正しい生活習慣を心がける
1日7時間以上の十分な睡眠をとり、バランスの良い食事を心がけましょう。
特にビタミンCやビタミンE、たんぱく質や亜鉛などの栄養素は肌の健康に欠かせません。
また、適度な運動を取り入れることで血行を促進し、肌のターンオーバーを促すことができます。
(5)顔のマッサージやエクササイズを取り入れる
顔のマッサージを行うことで血行を促進し、リンパの流れが良くなり、たるみやむくみを改善することができます。
また、顔の筋肉を動かすことが、肌の弾力を保ち、たるみ毛穴を修復します。簡単なエクササイズを日常に取り入れましょう。
(6)美容皮膚科での施術を検討する
自宅でのケアに限界を感じたら、美容皮膚科での施術を検討するのも1つの方法です。
レーザー治療やヒアルロン酸注入、コラーゲン生成を促進する施術など、専門的なアプローチでたるみ毛穴を改善できます。
たるみ毛穴の改善には時間がかかることもあります。しかし、日々の習慣を見直し、適切なケアを続けることで、徐々に改善が見られるはずです。自分の肌と向き合いながら、健康的なスキンケアを心がけ、40・50代のたるみ毛穴を改善し、若々しい肌を取り戻しましょう。
(エステティシャン・アロマ師 生出 和恵)
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