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入浴後に摂ると太ってしまう避けるべき飲み物4つ

管理栄養士
今井尚美

入浴後に飲む水分補給のドリンクは、美味しいものですね。

ただ、せっかく入浴がダイエットに効果的なのに、その後に摂ることで太るおそれのある飲み物がいくつかあります。

入浴後に摂ると太ってしまう避けるべき飲み物4つ

管理栄養士の筆者が、入浴後に摂るとダイエット的にNGな飲み物について、ご紹介します。

■入浴後、どんな飲み物を摂ると太るリスクがある?

入浴すると血行が良くなるため、細胞に酸素・栄養素が行き渡りやすくなり、代謝が上がって痩せやすくなるといわれています。

そのため、入浴後に体が冷えるような飲み物を摂ると、せっかくのダイエットサポートが得られなくなり、太るリスクが上がってしまうと考えられます。

また、入浴後に血糖値を急激に上げるような飲み物もNGです。

■入浴後に飲むとダイエット的にNGな飲み物とは

具体的にどのような飲み物がダイエット的にNGなのか、くわしくご紹介していきましょう。

(1)トマトジュース

美容や健康に役立つトマトジュースですが、「カリウム」が豊富に含まれています。

カリウムには、体内の余分な水分を体の外に排出する作用があります。

むくみ予防には役立つのですが、水分を排出する際に体温も奪ってしまうため、カリウムの摂り過ぎは体が冷える原因になってしまいます。

そのため、入浴後の水分補給としてトマトジュースを飲むのは控えましょう。

(2)コーヒー

コーヒーに含まれる「カフェイン」には利尿作用があります。

入浴によって脱水傾向にある体でコーヒーを飲むと、さらに体内から水分が奪われ、血液がドロドロになって代謝が低下する可能性があります。

また、体内から水分が奪われるときに体温も奪われるため、体が冷える原因にもなります。

(3)甘い清涼飲料水

甘味が強いジュースなどを、入浴後の脱水傾向の体で飲むと、急激に血糖値が上がり、元の状態に戻すため過剰にインスリンが分泌されます。

インスリンには、余分な糖を体に脂肪として溜め込む作用があるため、入浴後に清涼飲料水を飲むことは太るリスクを高めてしまう行為だといえますね。

市販の甘味料たっぷりのカフェラテやスムージーにも注意しましょう。

冷やして飲むのは避けて!

入浴後は冷たい飲み物を飲みたくなりますよね。

しかし、冷たい飲み物は胃腸が冷えて血行が悪くなり、代謝が低下するおそれがあります。

キンキンに冷えた飲み物は、入浴後は控えましょう。

冷蔵庫から取り出してすぐの飲み物を飲む場合は、口の中で噛むようにしてから飲み込むと良いですよ。

■入浴後におすすめの飲み物とは?

入浴後には、白湯ホット麦茶、温かいハーブティーなどの飲み物がおすすめ。

入浴で温まった体を冷やすことなく水分補給して、血液をサラサラに保つのがポイントです。

また、白湯や常温の炭酸水にレモン汁グレープフルーツ果汁を少々プラスして飲むと、ダイエットサポートをUPできます。

柑橘類などの香り成分である「リモネン」には、血流を改善したり、交感神経を活性化することで脂肪を分解する働きがあったりと、入浴によるダイエット作用を底上げしてくれますよ。

グレープフルーツの苦味成分である「ナリンギン」には食欲抑制作用があるため、食欲そのものを抑えてダイエット作用が得られるでしょう。

一日の疲れをとりながら、血行を改善してダイエット作用が得られる入浴。より効果的にダイエットをサポートするために、ぜひご紹介した飲み物に注意して水分補給を行ってくださいね。

(フリーランス管理栄養士 今井 尚美)

 

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【参考】
リモネン – わかさ生活
ナリンギン – わかさ生活

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