いよいよ年末の忘年会シーズンが到来! 街全体も華やかになり、年明けにかけて気分浮き立つ季節ではありますが…働き盛りの大人が気をつけなければいけない(けれど避けられない)のは毎年恒例の、このシーズンならではの食べ過ぎ。付き合いもあり、セーブするのは難しいですがランチでうまくお店を選んで調整するという手もあります。食限定の取材歴15年以上、フードライター&エディターの筆者がおすすめのヘルシーなお店を紹介します。
■社食レシピ本の大ヒットで知名度抜群、「タニタ食堂」(丸の内)
自社の社員食堂のメニューを、誰でも家で再現できるレシピ本にまとめたところ爆発的にヒット、日本で最も有名な「健康総合企業」となった株式会社タニタ。レシピ本と同じ、1食約500kcal・塩分3g以下のごはん付き一汁三菜定食を、オフィス街でも食べられるのが丸の内「タニタ食堂」です。平日のランチタイムはいつも大混雑。一般的な店の定食ランチと比べるとかなり薄味ですが、野菜たっぷりで歯ごたえを残す調理法なども工夫されて、食べ応えはあります。
■タニタ食堂と同じビルにある「鹿屋アスリート食堂」(丸の内)
健康的なランチにこだわる丸の内勤務の会社員の方に、上記の「丸の内タニタ食堂」と同じビル・フロアにあるのがこの「鹿屋アスリート食堂 丸の内店」です。こちらも定食ですが、タニタが主菜・副菜が決まった固定メニューなのに対し、野菜・肉・魚・卵を使ったおかず3品(15品から選ぶ)+ごはん1品(雑穀米か白米か選ぶ)+汁物と自分で自由に組み合わせを選べるのが特徴です。タニタのように1食500kcalを厳格なベースにはしていませんが、一般的なオフィス街のランチよりも栄養バランスが良く、カロリーにも配慮してあります。
■注目の糖質制限食を提供する青山のドクターズレストラン「TI ダイニング」
カロリーではなく、ごはんやパンなどの糖質を排除することで体重を落とす「糖質制限ダイエット」がいまブームですが、実は外食でやろうとすると、とても難しいのです。その糖質制限メニューを気軽に食べられ、しかもメニューは医師(ミス・ユニバースの審査員を務める美容皮膚科医院長)が監修した“ドクターズレストラン”が同店。筆者は取材で行って実際に食べたのですが、盛り付けに工夫がされたおしゃれで満足感のあるメニューでした。
■時間がない人に…「サブウェイ」で調整する手もあり!
数年前に大ヒットした『いつまでもデブと思うなよ』(新潮新書/岡田斗司夫・著)にあり、筆者がなるほどと思ったのが街中にあるサンドイッチチェーン「サブウェイ」でカロリー調整を行う方法です。同書では強度なカロリー管理法がいくつか紹介されていますが、サブウェイで、自分で選ぶサンドイッチの具材によってカロリーを1食500kcal前後に抑えるのは、野菜がたくさん摂れてヘルシーですし、日中忙しくて時間がない人もすぐ実践できるのでとてもよいと思いました。お店も街中にたくさんあるので便利です。
いかがでしたか? これから年末に向けて、クリスマスや忘年会など、外食する機会が増えてきます。おいしくてヘルシーなランチで調整して、食べ過ぎをセーブしましょう。
(フードライター&エディター 浅野陽子)
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【参考】
※タニタ食堂
※鹿屋アスリート食堂
※TIダイニング
※サブウェイ
※『いつまでもデブと思うなよ』(新潮新書/岡田斗司夫・著)