普段はあまりワインを飲まない方も、家に人を招いた際に振る舞うことがあると思います。もしくは、来客がお土産として持ってくることもあるでしょう。でも普段飲まないだけに、余らせるとそのまま飲まず、やがて捨ててしまったりすることも。それはちょっともったいないですよね。そこで今回は、料理研究家である筆者が「飲み残したワインの上手な利用法」をご紹介します。
■1:煮物に使って肉をやわらかく
赤ワインは、よく肉料理に用いられます。入れると肉がやわらかくなるだけでなく、くさみも取れて味に深みが出ます。白ワインは魚料理向き。白身魚やあさりの酒蒸しなどに用いられます。魚でも、クセの強いものには赤ワインを使う場合があります。
■2:凍らせて氷ワインに
ワインはアルコールが入っているので、そのままの状態では凍りません。煮沸してアルコールを飛ばすことで凍りやすくなります。あとは容器に移して冷凍庫に入れましょう。凍ったら取り出して料理に使ったり、スムージーに入れたりすることができます。
■3:ワイン塩を作る
鍋にワインと塩を入れて沸騰させ、水分がなくなるまで煮詰めると、ワイン塩ができます。分量はワイン200mlに対して塩が100g程度。赤ワイン塩は見た目も鮮やかでコクがあり、白ワイン塩はさっぱりとした風味。使い方は普通の塩と変わりありません。自分で作るのでオリジナル感が楽しめます。
■4:酢を入れてワインビネガーに
ワインとお酢を4対1ぐらいの割合で混ぜ合わせ、冷暗所で2~3ヶ月保存すると、ワインビネガーができあがります。ワインは白でも赤でも構いません。お酢は、米酢やりんご酢などがいいですね。ドレッシングにしたり、マリネ液などにも使えます。
いかがでしたか? 飲み残したワインをそのまま捨てるのは、製造者の方にも申し訳ない。ワインだって浮かばれません。例え飲めなくても、いろいろアレンジして一滴も残すことなく堪能しましょう。
(料理研究家 オガワチエコ)
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