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意外と割れやすい!「土鍋」を使うときの注意点5つ

台湾料理研究家
小河 知惠子

料理をする際、土鍋を使うとなんだか本格的で、仕上がりも美味しそうに感じます。実際、ごはんも土鍋で炊くという方が増えているようです。しかし、土鍋は意外とデリケートです。使い方によっては割れてしまい、料理の味を落としてしまうことも。そこで今回は、料理研究家の筆者が、「土鍋を使うときの注意点」をご紹介します。

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■1:最初に使うときは「目張り」をしてから

土鍋の内側表面には小さな目がたくさんあり、水分を吸収しやすい状態になっています。この状態のまま料理すると、味やニオイ、汚れがしみ込んだり、割れる原因にもなります。この目を埋める作業が、目張りです。方法はカンタン。米のとぎ汁や、小麦粉や片栗粉を溶かした水を煮ることで目が膜で塞がれます。あとは乾かせば完了です。

■2:空焚きや濡れたまま火にかけるのは厳禁

鍋のなかに何も入っていない状態で火にかけると、割れる原因になります。そこで慌てて水を入れると、温度の変化で割れやすくなるのでやめましょう。また、濡れたまま火にかけても割れてしまうので、使用前に外側の水分はしっかり取るようにしましょう。

■3:料理を入れたまま放置しない

土鍋は水分もニオイも吸収しやすいものです。なので、料理を入れたまま放置すると、そのニオイがうつってしまいます。そうなると別の料理を作る際に邪魔になり、カビの原因にもなります。できあがった料理は、早めに別容器に移すようにしましょう。

■4:洗う際は洗剤は少なめに

土鍋を洗う際に洗剤を使うと、その水分やニオイも吸収してしまいます。ですから洗剤は少なめに。そして素早く短時間で済ますことです。もちろん、浸けおき洗いも厳禁です。

■5:焦げついたときは重曹で洗う

土鍋で料理をすると、底がどうしてもコゲついてしまうことがあります。ここで、固いタワシでごしごし洗ってはいけません。傷をつける原因になります。土鍋はやさしく洗うのが基本です。どうしても取れない焦げがついたときは、重曹を入れた水を煮立たせてしばらくして磨くとキレイに落ちます。

いかがでしたか? 土鍋はデリケートで、ちょっと扱いに手間もかかるため、使い込むと愛着がわいてきます。ぜひ、大事にしていただき、たくさんの美味しい料理を作ってください。
(料理研究家 オガワチエコ)

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