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捨てるの待って!冬に美味しい「柑橘類」の皮の再利用法5つ

台湾料理研究家
小河 知惠子

冬の寒い日に、こたつの存在はとてもありがたいもの。また、そこで食べるみかんの味は格別です。伊予柑やポンカンも冬が旬なので、とても美味しいですね。こうした柑橘類を食べる際、むいたときに出る皮を、そのまま捨てるのはもったいないと感じることがあると思います。ほかに有効な使い道があればいいですよね。今回は、料理研究家の筆者が、「柑橘類の皮の再利用法」についてご紹介します。

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■1:ネットに入れてお風呂に浮かべる

柑橘類の皮には、リモネンという精油成分が含まれています。この成分が湯に流れ出すと、香りも良く、ポカポカとカラダも温まります。むいた柑橘類の皮をまとめてネットに入れ、湯に浮かべておくだけで、十分効果が得られます。

■2:精油成分が食器の油汚れを落とす

リモネンには油を溶かす働きがあります。柑橘類の皮をまとめて鍋に入れ、湯で煮詰めてできたエキスは、食器の油汚れを落とすのにピッタリです。キッチンまわりの油汚れを落とすのにも使えますね。

■3:レンジの掃除とニオイ消しに

レンジはいろんな食材のニオイがしみついています。まず、柑橘類の皮のエキスで汚れを落としましょう。さらに皮をレンジで温めると香りが立って消臭効果が働き、清潔さが保たれます。

■4:砂糖漬けにしてピールを作る

果実の皮のワタの部分を取り、5~10mm幅くらいの細切りにします。鍋に入れて水を入れ、砂糖を加えて火にかけます。水分がなくなるぐらいまで煮立てて、やわらかくなったら取り出します。よく乾燥させてから砂糖をまぶしてできあがり。おやつやおつまみとしてどうぞ。

■5:夏であれば虫よけとしても

リモネンには虫よけの効果もあります。皮を乾燥させてそのまま置いておくだけでも効果はありますが、火を点けて蚊取り線香のように使う方法もあります。夏場であれば蚊よけにもなりますね。

くだものは皮に栄養があるといわれますが、柑橘類の皮はさすがにそのまま食べる気はしません。性質を生かすようなアレンジで、有効利用してみてはいかがでしょうか。

(料理研究家 オガワチエコ)

 

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