2月3日は節分の日。炒り大豆を食べて厄除けをし、恵方の方角を向いて縁起を呼び込む恵方巻きを食べる風習があります。自分の数だけ食べる豆は、どうしても余ってしまいがち。そこで、雑穀の一種にも含まれる栄養効果満点の大豆の活用レシピを伝授します!
■節分とは
季節を分けることを意味し、江戸時代以降は立春の前日を示す場合が多いです。昔から炒り大豆を撒いて年齢の数だけ豆を食べて厄除けを行う風習があり、また昨今は、恵方の方角を向いて巻き寿司を食べるという関西地方で節分に取り入れていた風習が日本全国に広がり、恵方巻きを食べるという風習も豆まきと並んで浸透しています。
■大豆の栄養価とは
大豆は、別名「畑のお肉」。全体の3割以上を、植物性食品ではトップレベルを誇るといわれる良質なタンパク質が占めています。アミノ酸バランスが非常によく、消化吸収率も優秀です。大豆に含まれるイソフラボンは、ポリフェノールの一種で、女性ホルモン「エストロゲン」と構造が似ているので、女性にも積極的に摂って欲しい食材であるといわれています。また、食物繊維、ビタミンB群などもバランスよく含んでいるため、お味噌、お醤油、納豆、お豆腐など、身近な食材で楽しく美味しく摂ることをオススメします。
■余った炒り大豆が大変身!簡単レシピ3つ
シュガー大豆
鍋にお砂糖とお水を入れて火にかけ、沸騰したら火を止めて炒り大豆を絡めて冷まします。しっかり乾いたら、シュガー大豆の出来上がり! 甘くてやさしい味わいが病みつきになります。甘さはお好みで調整してください。はちみつなどで作っても美味です。
チョコ大豆バー
お好きなチョコレートを溶かし、炒り大豆を混ぜ入れたらクッキングシートを敷いたバットに広げます。粗熱を取って冷蔵庫に入れて固まったら、お好みの大きさにカットしてチョコ大豆バーに。バレンタインにも活用できる、大豆の栄養価満点のバーです。
おつまみ大豆
鍋にお塩とお水を入れて火にかけ、沸騰したら火を止めて炒り大豆を絡め、さらにきなこをサッとまぶして冷ます。甘い大豆に飽きた方には、おつまみ感覚できなこの栄養価も満点の大人向け大豆をどうぞ!
大豆には、非常に豊富な栄養価が含まれていますので、積極的に摂りいれることをオススメします! 余った大豆を活用してぜひ楽しんでみてください。
(雑穀エキスパート/雑穀マイスター 澁谷梨絵)
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【参考】
※小谷部理加 著「雑穀マイスター資格取得講座テキスト」(2014年)キャリアカレッジジャパン