朝食ではお馴染みの目玉焼き。フライパンに卵を割って落とすだけなので、とても簡単に作れます。できあがった目玉焼きに、なにを付けて食べるかなんていう論争がまれに起きますが、それはシンプルで手軽だからこそこだわりが生まれるのでしょう。でも、どうせこだわるのであれば、少し違う作り方を試してみるのもいいのでは? 今回は、料理研究家の筆者が【ちょっと変わった目玉焼きの作り方】についてご紹介します。
■卵を低い位置から落とすのは鉄則
卵を割ってフライパンで焼く際、ただ落とせばいい訳ではありません。高い位置から落としてしまうと、卵は大きな衝撃を受けます。すると、仕上がりの食感に影響が出てしまうんですね。ふわっとした食感に仕上げたいのであれば、低い位置からやさしく落とすようにしましょう。
■ちょっと変わった目玉焼きの作り方
・白身と黄身を別々に
白身と黄身とでは、火の通り方に差があります。黄身にしっかり火を通したら、白身が焦げてしまったなんていう場合もあるでしょう。そこで、白身と黄身を別々に焼いてみます。まず黄身だけを焼いて、良きころに白身を投入。自分好みの絶妙な焼き加減の目玉焼きが完成します。
・白身を別にして泡立ててから
まず、白身と黄身を分けます。そして、泡立て器を使って白身をメレンゲにします。フライパンに油をひいてメレンゲをのせ、くぼみを作ってそこに黄身を入れます。あとは焼けるのを待つだけ。ふわふわなエッグインクラウドのできあがりです。オーブンを使うと、外側にも綺麗な焼き色が付きます。
・レンジで作る場合は解凍モードで
横着な人は、目玉焼きを電子レンジで作ろうとしますが、破裂の恐れがあるので危険です。もし、どうしてもレンジを使いたいという場合は、解凍モード、もしくは低いワット数で加熱するようにしてください。ゆっくり温めることで、内部の圧力も緩やかに上昇するため破裂しにくくなります。
・冷凍卵で二つ目の目玉焼きに
まれに、黄身がふたつ入っている卵がありますが、そんな卵も少し工夫すれば変わった目玉焼きに。まず、卵を凍らせて冷凍卵を作ります。凍ったら殻を割り、なかの卵を中央で二つに切ってフライパンへ。そのまま焼けば、二つ目の目玉焼きのできあがりです。小さめなので、お弁当にも使いやすいですね。
いかがでしたか? 目玉焼きの作り方にもいろいろあります。味付けだけではなく、こうして見た目などにもこだわりながら、楽しんで作ってみてください。
(料理研究家 オガワ チエコ)
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