9月に入り、涼しく過ごしやすい日も増えて、秋のファッションが気になる時期になりました。
今回は、今買って秋まで活躍できるアイテムとコーディネートをスタイリスト目線でご紹介します。
■今買って秋まで使えるものの選び方のコツ2つ
(1)「カラーと素材」で選ぶ
秋まで使うことを考えると、選ぶべきポイントはカラーと素材の2つ。
カラーは、レッド、ブラウン、カーキなどの、こっくりとした暖かみのある秋色カラーを選ぶと良いでしょう。秋色カラーのワンピースは、合わせる靴によって夏でも着まわせます。
参考商品
・ワンピース:forever21
・ブーティーサンダル:Zara
・ハット:GU
全てスタイリスト私物
素材も同じように秋の目線で選んでいきましょう。リネン、薄手のコットンなどは夏向きの素材なので、今の時期に買い足すアイテムとしてはおすすめしません。コットンでも厚みのあるものや半袖ニットなど、秋の季節を感じることのできる素材がおすすめです。
そのほかに、スウェード調に起毛が施されたものなども、秋の落ち着いた雰囲気を楽しむことができます。
(2)「デザイン」で選ぶ
デザインも秋の気候を考えて選ぶようにします。例えばニットならば半袖や7分袖を選ぶと、晩夏から秋までの気候に対応することができます。
また、ノースリーブニットと長袖カーディガンがセットになったツインニットも気温の変化に対応できる万能アイテムです。ワンピースなどもノースリーブから7分袖のものを選び、気候に合わせて羽織物で調整するのがおすすめです。
■夏の終わりの秋色アイテムの着こなしポイント2つ
(1)「軽さ」
夏の終わりに、秋色アイテムを着こなすポイントは「軽さを出すこと」です。
例えば、カラーリング。秋色カラーのアイテムには、ホワイトなどの軽さと清涼感のあるライトカラーを合わせると、夏でも暑苦しくなりません。
軽さを出したいときは、ライトカラーの分量を多くするとよりさわやかな印象になります。ライトカラーのホワイトの分量を増やすことで軽さを出します。
参考商品
・トップス:Zara
・パンツ:Uniqlo
・パンプス:pink ice
すべてスタイリスト私物
(2)「抜け感」
次に気にすべきポイントは「抜け感」を出すこと。
肌を覆う面積が多いと、暑苦しい印象を与えます。スタイリングは、首元、手首、足首の「首」のつく部分の見せ方で大きく変わってきます。
夏の間は、この3つの首部分を見せることによって抜け感を作り、軽さを出しましょう。
トップスにライトカラーを使い、手首と足首に抜け感を出します。
参考商品
・トップス:American Eagle Outfitters
・パンツ:Bershka
・パンプス:Pellico
すべてスタイリスト私物
また、最近では「ファーサンダル」など、あえて季節の異なるものを合わせたアイテムがトレンドになっています。季節をミックスしたスタイリングを楽しむのもおすすめです。
■秋になってからの着こなしポイントは?
秋になってからの着こなしポイントは「季節のずれ」を感じさせないこと。
「おしゃれの秋」と言われるように、秋は特にファッションに注目が集まる季節です。秋の季節感を取り入れたファッションがスマートな大人のスタイリングになります。
「まだ夏物を着てるのかしら?」と思われないよう、全アイテムを秋ものにシフトします。忘れがちなのが、ヘアメイク。ヘアメイクも秋のファッションに合わせてチェンジしましょう。
今回は、今買って秋まで活躍できるアイテムとコーディネートをご紹介しました。今の時期の買い物は、コーディネートの工夫次第で2つの季節を楽しむことができます。お手持ちのアイテムと上手に組み合わせながら、おしゃれを楽しんでみてはいかがでしょうか。
(ファッションコンサルタント/ライター/スタイリスト 原田かれん)
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