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美しい手元で若見えに!歯科医師が教える「綺麗な手を保つ秘訣」

歯科医師
KIKU

つやプラ世代の女性が気になるのは、外見が与える第一印象です。顔の表情やシワなどで若く見えることも大切ですが、手の印象も無視できません。甲のシワやふくらんだ静脈は、加齢を感じさせます。

美しい手元で若見えに!医師が教える「綺麗な手を保つ秘訣」

皮膚そのものを若く保つ秘訣を知り、いつまでも綺麗な手でいたいと思う方も多いのではないでしょうか? 今回は、歯科医師である筆者が、女性らしく美しい手を保つお肌の仕組みと、毎日の生活で心がけるべきポイントについてご紹介します。

■女性らしさのポイントは性ホルモン「エストロゲン」

つやプラ世代の女性は、性ホルモンの微妙な低下が始まっており、これが更年期症状の出現に関わっています。また、同時期に手の甲のシワや静脈が目立ちはじめます。これは、さらに歳を重ねて65歳を過ぎると、ほぼ100%の方に見られる現象です。

性ホルモンには種類があり、女性ホルモンと呼ばれるエストロゲン、プロゲステロン、男性ホルモンと呼ばれるテストステロンがあります。女性も、定期的な月経周期や適度な月経量をコントロールする目的で、男性ホルモンを分泌しています。

この中で、女性らしい丸みのある身体や乳房の膨らみ、潤いのある肌やツヤのある髪にする作用を持つものが「エストロゲン」です。

皮膚とエストロゲンの関係

性ホルモンのうち、綺麗な手を維持するために必要なのはエストロゲンであり、皮膚にも受容器が存在します。つまり、皮膚の弾力性や皮膚の厚みと強く関係します

性ホルモンのうち、綺麗な手を維持するために必要なのはエストロゲンです。皮膚にも受容器が存在し、皮膚の弾力性や皮膚の厚みと強く関係しています。

エストロゲンが減少すると皮膚の厚みが減り、その結果皮膚は乾燥しやすくなり、弾力性も低下します。

また、エストロゲンは血管を強くし、骨を強くする働きもあります。骨量を調整することで骨吸収を抑制しているため、加齢とともに骨粗鬆症が増えることも、このホルモンの働きで説明がつきます。

適度なコレステロールも大切

エストロゲンの材料は「コレステロール」。血液検査などで目にする項目です。

コレステロールは、生活習慣病と関連するのであまりよいイメージではないかもしれません。しかし、極度にかたよった食事や体重制限を行うダイエットで、適正な量の油を摂取しないと、コレステロール値とともに皮膚の弾力性が低下していきます

最近の研究では、コレステロールが適度にあったほうが長生き出来るという報告もあります。適度なコレストレールは若々しさに必要です。

■女性らしさを保つ8つのチェックポイント

女性らしさを保つ8つのチェックポイント

エストロゲンの働きをととのえるためには、生活習慣を改善することが大切です。また、メンタルの影響を受けやすいので、ストレスコントロールも必要です。

日々の生活で以下の8つのポイントが守れているかどうか、チェックしてみてください。

□ストレスをためないこと

□タバコを吸わないこと

□過度のダイエットや食事制限をしないこと

□オメガ3(DHA・EPA、αリノレン酸)脂肪酸の摂取をすること

□適度な運動をすること

□リラックスする時間を持つこと

□内分泌撹乱物質を避けること

□自分の身体のリズムを知ること

エストロゲンは、いつまでも綺麗な手や肌を保つためには欠かせないホルモンです。皮膚の仕組みを知って、いつまでも年齢を感じさせない若々しい手をキープしたいものですね。

(歯科医師 抗加齢医学会専門医 ヨガインストラクター KIKU
現在,歯科治療と歯科麻酔医として麻酔業務に従事.統合医療としてのヨガや鍼灸,細胞環境デザイン学を学ぶ.歯科医師の目線から顔ヨガと咀嚼筋マッサージを使って『笑顔を魅せる顔づくり』のお手伝いをしています。

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