「プレゼンがうまくいかない」「いつも意見をスルーされてしまう」といったお悩みのある方、もしかしたら周囲に頼りなく思われているのかもしれません。メイクで印象を変え、気持ちも一新、信頼度をアップして問題解決してみませんか?
ヘアメイクアップアーティストの筆者が、仕事のできる女の印象を与える「意志が伝わるメイク法」をご提案します。
■信頼度UP!「意志的な顔」になれるメイクのポイント5つ
顔立ちは、人それぞれに異なります。ですが、メイクによって人に与える印象を変えることは可能です。
「キリッとした意志的な顔」になれるメイクをご紹介します。一番印象を左右するポイントは、「眉の描き方」です。
(1)眉頭を描き足す
意志的な顔に見せるのに効果的なパーツは、「眉」です。
眉頭が薄く眉間が広いと、可愛らしく、のんびりとしてやさしい雰囲気に見えるのに対して、眉頭を描き足して眉と眉を近づけると、強さや主張のある顔立ちに見えます。
(2)眉頭より眉山が高くなるように描く
眉山をつくらない直線的な眉より、眉山がやや上がった眉の方がキリッとして見え、仕事ができる印象を与えやすくなります。
眉山が眉頭より高くなるように描くのがポイントです。
眉山を高くして目と眉の間が空きすぎると老けて見える人は、眉頭を低めに描きましょう。こうすると、目と眉がはなれすぎず、眉山を眉頭より高めに描くことができます。
(3)眉の色を明るくしすぎない
明るめの眉色はおしゃれですが、仕事、特に会議のような場ではさけましょう。
瞳や髪の色に合わせたダークブラウンのような落ち着いた色で、濃淡をつけて立体的に仕上げましょう。眉の太さは、細すぎず太すぎない1センチ前後の太さが、安定して見えて、信頼感を与えます。
(4)アイラインは目尻を下げないように描く
意志が強く、仕事ができるように見せたいなら、タレ目風アイラインはNGです。極端に跳ね上げる必要はありませんが、やや上向きのラインであれば、キリッとした顔つきになります。
目を開けてアイラインを引くと目尻が下がりがちなので、アイラインは目を閉じた状態で引きましょう。目の形に沿ってラインを引くだけで、自然な角度のラインが描けますよ。
(5)口紅とチークで血色をきちんと与える
仕事メイクでは、疲れた顔に見せないことも重要です。リップは肌に馴染みすぎる色より、適度に赤みがあるピンクベージュやサーモンピンクなどの口紅がおすすめです。
落ち着いた印象にしようとダークトーンの口紅を選ぶと、口元だけ悪目立ちしてしまうことがあるので気をつけましょう。輪郭をきちんととって塗り、口角をつなげることも忘れずに行いましょう。
チークは目元と口元のメイクを自然につなぎ、表情をイキイキと見せるので、必ず入れましょう。
コーラルやレッド、赤みのあるベージュなど、血色と陰影を同時に与えられる色を持っていると便利です。頬骨から口角にかけてのラインに入れるのが基本です。
■ヘアスタイルは、表情が見えるように、顔周りをすっきりさせる
「意志的に見える」メイクが完成したら、仕上げはヘアを整えましょう。
せっかくのキリッとした表情が隠れてしまわないように、髪が顔にかからないスタイルにするのがおすすめです。
ダウンスタイルの場合、ハーフアップにしてサイドの髪を耳にかけるだけでも、顔周りがすっきりして清潔感と信頼感がアップします。
目が隠れると、表情が見えづらく気持ちが伝わりにくくなるので、前髪が長い人はサイドに流すなどのアレンジをすると良いでしょう。
今回は、「意志がきちんと伝わる」「意見が通って仕事で成功できる」顔になれるヘアメイクのポイントを紹介しました。
この春、仕事でステップアップを目ざす方や「いつも意見が通らない」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてくださいね。
(トータルビジュアルプロデューサー・メイクアップアーティスト MANAMI
海外を拠点にモデルをし、引退後はメイクアップアーティストに転身。帰国後はモデルの経験を活かし、ミスコンやモデルへのウォーキング指導をはじめ、「見た目全てに関する」プロデュースを手がけるように。著書に『メイクの超基本テクニック』がある)
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