2025年04月11日
痩せたいけれど野菜が苦手な人に◎ “やみつき”間違いなしの野菜の食べ方3つ
ダイエットといえば野菜を取り入れた食事メニューが思い浮かびますが、野菜が苦手だと、毎日食べるのは苦痛……。
でも、工夫次第で美味しく、むしろ、やみつきになる食べ方がたくさんあるんです。

インナービューティー料理研究家の筆者が、美容栄養学の視点から、野菜嫌いの方でも楽しめるダイエットにおすすめの食べ方をご紹介します。
■野菜が苦手な人におすすめの調理法2つ
野菜の味や食感が苦手な方は、調理法を工夫することで格段に食べやすくなります。
(1)温野菜にして甘みを引き出す
生野菜が苦手な方は、加熱することで味わいが変わることをご存じでしょうか?
特に、春が旬のアスパラガスや新キャベツ、スナップエンドウなどは、軽く蒸したり茹でたりすることで甘みがぐっと増し、食べやすくなります。
おすすめレシピ:アスパラガスのオリーブオイル和え
(1)塩を加えた熱湯でアスパラガスを数分茹で、ざるに上げて湯切りする。オリーブオイルと塩で和える。
(2)お好みでチーズやブラックペッパーをトッピング。コクが増しておいしくなります。
おすすめレシピ:春キャベツと豆乳のポタージュ
(1)玉ねぎと春キャベツをざく切りにし、オリーブオイルをひいたフライパン(中火)でしんなりするまで炒める。
(2)豆乳を加えて、中火で約5分間煮込む。
(3)(2)をミキサーにかけて滑らかにし、塩・こしょうで味を整える。
(4)器に盛り付け、お好みでオリーブオイルやナッツをトッピングする。良質な脂質やビタミンEも摂取でき、エイジングケアもサポート!
(2)食感を変えて楽しむ
野菜の食感が苦手な場合は、カリッと焼いたり、細かく刻んで混ぜ込んだりする調理法がおすすめです。
おすすめレシピ:スナップエンドウのガーリック醤油ソテー
(1)筋を取ったスナップエンドウを、オリーブオイルと刻んだにんにくで炒める。
(2)醤油とレモンを適量加えて、サッと和えれば完成! 香ばしくさっぱりとした味わいを楽しめます。
■美しい体作りに野菜が必要な理由3つ
ダイエット中に野菜をしっかり摂ることは、単にカロリーを抑えるだけでなく、美容と健康のためにもとても大切です。
(1)腸内環境を整えてくれる
野菜に含まれる食物繊維は、腸内の善玉菌を増やし、便秘を予防します。
特にキャベツやアスパラガスは食物繊維が豊富で、腸内環境を改善しながらダイエットをサポートしてくれますよ。
腸内環境が乱れると肌荒れをはじめとした不調にもつながります。“美腸は美肌のもと”なんです!
(2)美肌作りをサポート
春野菜には、ビタミンCやβ-カロテンが豊富なものが多いです。
アスパラガスやスナップエンドウは抗酸化作用が強く、紫外線ダメージを防ぎながら透明感のある肌へと導いてくれますよ。
春は強まる紫外線ダメージや、花粉などの影響でお肌がゆらぎがち。偏食など極端なダイエットも肌荒れに繋がります。
(3)むくみ解消
カリウムを比較的多く含む春野菜は、体内の余分な水分を排出し、むくみを防ぐ効果が期待できます。
野菜が苦手でも、ご紹介したように調理法や食べ方を工夫すればおいしく楽しめるもの。特に旬のアスパラガスやキャベツ、スナップエンドウは、ダイエットだけでなく美肌や腸活にもおすすめの食材。温野菜にしたり、スープにしたり……ひと手間でお気に入りの食べ方がきっと見つかるはず。是非、ご自身に合った調理法で野菜を積極的に取り入れ、健康的で内側から美しい体作りを目指しましょう!
(インナービューティー料理研究家 フードコーディネーター 國塩 亜矢子)
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【参考】
※吉田企世子/監修(2016年)『旬の野菜の栄養事典』エクスナレッジ※板木利隆/監修(2008年)『からだにおいしい野菜の便利帳』高橋書店※吉田企世子・松田早苗/監修(2016年)『あたらしい栄養学』高橋書店※上西一弘/著(2016年)『栄養素の通になる』女子栄養大学出版部※三輪正幸/監修(2012年)『からだにおいしい フルーツの便利帳』高橋書店※蒲池桂子/監修(2010年)『美肌美人栄養学』エクスナレッジ※森拓郎/著(2021)『きれいな人の老けない食べ方』SBクリエイティブ※平田雅子/監修(2010年)『女性ホルモン基本事典 不調をなおしてキレイになる』成美堂出版