おしゃれ感度の高い人ほど、若い頃からしているメイク方法の更新ができていないことがあります。そんな“立ち止まりメイク”を卒業したいものの、どうしたらいいのか途方に暮れているアラサー・アラフォー女性はたくさんいるはず!
■今昔・ファンデーションの塗り方!
顔の外側、フェイスラインにファンデは塗らない
ファンデーションは、リキッドでもパウダーでも、どちらを使用してもかまいません。ただし、顔の外側やフェイスラインには塗らないで、素肌感を残しましょう。シミそばかすが気になる頬部分には、ファンデーションを塗り、横顔はあくまでナチュラルな肌感を保つのがポイントです。
ファンデは「コンシーラーのように」使ってみて!
ニキビ跡やシミは、コンシーラーを使って隠し、できるだけ何も塗っていないかのような肌に仕上げるのが今風。「コンシーラーは、隠したいところだけに使うもの」と憶えてしまいましょう。化粧水を叩くようになじませるようなイメージで、リキッドファンデーションを使うのもおすすめです。リキッドは伸ばすのではなく、叩くようになじませて肌色のムラを均一にすることがポイントです。昔は顔全体にべったりとファンデーションを塗っていましたが、今やファンデーションは、コンシーラーと同じような使われ方をしていると言ってもいいかもしれません。
■もはや常識!? 細眉は禁止です!
細眉は軽く10歳は老けて見える!? 眉のお手入れをしているのに老けて見えるなんて、こんな悲しいことはありませんよね。細眉に仕上げるくらいなら、生まれたままの眉をキープしているほうがまだマシです。とはいえ、ナチュラルでかわいらしいぼさ太眉にもコツがあります。作り方は、筆者の過去記事「オバさん眉山に要注意!「今っぽ太眉」の描き方3ステップ」を関連記事からぜひ参照してみてください。きっとあなたの理想とする大人キレイがかなうはず!
■「盛るアイメイク」はとっくに終焉
アイラインを跳ね上げて、シャドウでグラデーションをくっきりはっきり。そんな盛り方をいまだにしているあなたはアウトかも!? 時代は頑張らない目力メイクが主流になってきています。盛らないと物足りない! と感じるアラサー・アラフォー女子は、以下の3つだけを心得てください。
(1)シャドウは単色でツヤのあるものを、まぶた全体に塗る
(2)アイラインはブラウンで引く
(3)マスカラはボリュームを抑え、長さとセパレート感を出す
これだけで、盛ってないのに目力は減らない、垢抜けメイクに一変するはずです。
さて、お気づきでしょうか。今回ご紹介したメイク方法は、特に手持ちの道具を変える必要がないものばかりです。重要なのは、今までと使い方を変えること。ぜひトライしてみてくださいね。
(フリーランス編集ライター兼翻訳家・コラムニスト パツワルド敬子
フリーランス編集ライター兼翻訳家。書籍・ムック・雑誌・ウェブなど各媒体で美容・ファッションページを担当。国内外比較情報を発信中のバイリンガル。ほんの少し“きちんと”して時短できる『道徳美容』の提唱者。)
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