2022年08月18日

40・50代が誰でもオシャレに！買うべき差し色アイテム

ファッションスタイリスト
角佑宇子

年齢を重ねると、“安心安全な色の服”や“定番のアイテム”に落ち着いてしまいがち。それはそれで良いのですが、ときどき少し冒険してみたいなという方こそ、ぜひ試していただきたいのが「差し色アイテム」です。

差し色アイテムは、普段身につけている黒やグレー、ベージュの服と組み合わせると、一気におしゃれモードになります。

スタイリストの筆者が、40・50代が絶対に失敗しないカラーアイテムをご紹介します。

■高貴な印象を引き立たせる「ロイヤルブルー」

（カラーティアードスカート／自由区　税込価格19,910円）

大人世代が差し色をアイテムを取り入れる場合、もっとも注意すべきは「色の発色」です。色は鮮やかであればなんでもOKというわけではありません。むしろ、色のトーンが明るすぎると安っぽく見えてしまうので、できるだけ深みと陰影を感じる色を選ぶと良いでしょう。

そういったうえで大人世代におすすめのカラーは「ロイヤルブルー」です。とくに画像のようにロイヤルブルーをカットソーやブラウスで取り入れていただくと、肌のトーンアップにもつながるのでおすすめです。

ボトムスにはネイビーのスカートやパンツを組み合わせて同系色コーデにしてもOKですし、キャメルやベージュとの相性も抜群です。大人の品格に似合う高貴さが手に入る色です。

（TRギャバストレートパンツ／自由区　税込価格16,940円）

数年前から長くトレンド入りしている流行色のグリーン。街中でも多くの方がグリーンのカラーパンツを取り入れています。

そのため、色モノをほとんど持っていないという方にこそ、この流行りに乗じてグリーンのアイテムをGETしてみてください。カラーアイテムに挑戦しづらい場合でも、グリーンなら「流行っているから」という理由で気軽に合わせることができるかもしれません。

ただし、上記でもお伝えしたように色の発色に注意が必要です。とくに今、グリーンは幅広いトーンのアイテムが販売されています。色の強さが前面に出るフレッシュグリーンより、落ち着いた深みのあるダークグリーンの方が40・50代の大人女性におすすめです。

（LESAY ／ブラウス／BEIGE,　税込価格31,900円）

ピンクは、大人になるほど試しづらくなるという方も多いのではないでしょうか。確かにピンクは色みによって良し悪しが分かれるので、安易におすすめはできません。しかし、襟つきのピンクカラーシャツはとてもおすすめです。

通勤コーデにもよく使われる襟つきシャツといえば、決まって相場はホワイトorブルーですよね。だからこそ、ピンクのカラーシャツを取り入れると他の人とは違った差のつくコーデが簡単に実現できます。

それでいて、ブラックやグレー、ブラウンにブルーと、ボトムスに何色を合わせても馴染みます。ピンク色は、ほぼ白に近い淡い色のパウダーピンク系を選んでください。襟つきシャツというキレイめ要素の高いアイテムを、あえてピンクで遊ぶスタイルに大人の余裕を感じさせます。

（コットンタイプライターオープンカラーシャツ／ICB　税込価格18,150円）

個性を強めに表現したい方におすすめなのは、マスタードイエロー。マスタードイエローは、ダークグリーン同様に深みのある色合いなので、イエローといえども主張が強くなりすぎないのが魅力的なポイントです。

肌がくすみやすくなる大人世代は、色のトーンが落ち着いていてハッキリとした発色のカラーがよく似合います。その点、マスタードイエローは最適なカラーです。

組み合わせる色の定番はブラック。イエローのジャケットにインナーをすべてブラックで統一したバイカラーコーデも、40・50代が取り入れると一気に人の視線を惹きつけるオシャレ上級者コーデに仕上がります。ぜひ、機会があれば試してみてくださいね。

本来、年齢によって似合う色・似合わない色というのは存在しません。それなのに、「この色が似合わない」と感じる多くの理由は、“肌のトーンに合っていない”or “服地の素材が安っぽい”このどちらかのケースに当てはまります。

とくに、服の素材が安っぽいというのは、比較的プチプラ価格を愛用している方ほど感じるポイントではないでしょうか。すべてのプチプラ服のカラーアイテムがNGというわけではありませんが、発色の良い服を作るうえで服の素材の高級感はとても大事なポイントです。

生地表面が滑らか、ツヤがある、サラサラしているといった質感のもので、カラーアイテムを取り入れてみてくださいね。

（ファッションスタイリスト・ライター　角　佑宇子）

【参考】
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