「人のふり見て我がふり直せ」と言いますが、そもそも我が身に対して客観的に見ることができていないと他人事で終わります。
ましてやネガティブな事柄であればあるほど、教えてもらうことは難しいでしょう。
他人に頼らず、自分自身でエイジングサインに気がつき、早めの対策を心がけましょう。
■三面鏡でエイジングサインを自己チェックしましょう
自分のことを客観的に見る方法として、最もシンプルなのが鏡を使う方法です。三面鏡を使えば、横顔などさまざまな角度から「いつもは見えない自分の真実」を見ることができます。
洗面台や鏡台の鏡が三面鏡になっていると理想的。鏡の角度を変えたり、身体の向きを変えることで、横顔や頭頂部までチェックができます。手鏡を用意すれば、後ろ姿のチェックも可能に。
フェイスラインの緩み、たるみ
正面から見るとすっきりと見えても、真横から見ると二重あごになっている場合もあります。
また、たるみの表れる方向も人それぞれなので、油断はできません。
重力に負けないように、日頃からリフトアップを心がけましょう。
頭頂部の毛量、分け目に注意
頭頂部の地肌の見え具合で、一気に老けて見えることがあります。せっかく綺麗にブローをしたつもりでも、つむじからぱっくり分かれていると、残念な印象に。
分け目のクセが強い場合には、一度湿らせ、分け目が目立たなくなるように毛流を整えましょう。
合わせ鏡で丸くなった首・肩・背中をチェック
パソコンに代表される事務的な作業、子育てに家事。息抜きのつもりで見ているスマートフォンでさえ、肩や首の疲れの原因になります。
うつむいた状態になると、頭を支える筋肉に負荷がかかります。頭の重みを支えきれずに、首から背中をぐっと丸めるうちに猫背が定着し、負のスパイラルへ。
動きが悪くなった背中には脂肪もつきやすく、自然と丸くなるので、気がついた時に両手を上げて背伸びをしながら深呼吸をするだけでも、姿勢や血流の改善につながります。
身近な人からの意見は、受け入れにくいという話もありますが、指摘された時には、感謝の気持ちを持ちましょう。気になる箇所も観察し続けることで、早期ケアが可能に。
突然、老化を感じてショックを受けるよりも、しっかりと現状を把握し続けることが、前向きなエイジングにつながります。
(フェイスコンダクター/ヘア&メイクアップアーティスト 上野リサ
大手化粧品メーカーでメイクアップアーティストとして活動後、幅広いジャンルで「顔創り」に取り組む。顔を起点とした”善い美容習慣の定着”を目指す「face conductor」というジャンルを開拓。)
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