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「女性ホルモンって何モン?」快適な40代を過ごすために


中尾慧里

雑誌で人気の美容ジャーナリストが、みなさんの質問に真剣に回答します! 今回の質問は「女性ホルモン」について。

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質問 女性ホルモンって、なに?

美容の話の中で「女性ホルモン」がよく登場しますが、一体何なんでしょう?

 

回答

やたらと耳にするけど、よくわからないワードのひとつですよね。脳が指令を出して分泌されるもので、女性にとって美容や健康面、妊娠などに重要な働きをします。女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類があり、エストロゲンは主に女性らしさを司り、プロゲステロンは主に妊娠に関係します。

 

女性ホルモンのバランスが崩れると…

女性ホルモンのバランスが少しでも崩れると、冷え性や大人ニキビ、便秘や肩こりなどに悩まされることも。女性にとっては、上手につきあっていきたい大切なモノなんです。でも、女性ホルモンは一生のうちで、ティースプーン1杯分しか分泌されないって知ってました? しかも、30歳くらいからだんだんと下り坂になります。減ってくるとどうなるのか。バランスが崩れるわけですから、さきほど書いたような症状はおちろん、太りやすくなった、気分が落ち込むことが多い、肩こりがひどくなったなど、人それぞれですが、心身に影響が出てきます。

 

どうしたら女性ホルモンの活性を高められるの?

じゃ「どうしたらいいの?」ってことになりますよね。誰にでも始めやすいのは、「女性ホルモン」似作用をもつ食品を摂ること。大豆やキャベツ、ブロッコリー、アルファルファなどがありますが、中でも大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンの活性に効果があると認められているそう。大塚製薬の研究によれば、大豆イソフラボンからできる「エクオール」という物質が、女性ホルモンをサポートするのに最も効果的だということがわかってきました。

 

大豆を摂っても「ムダ」な場合がある!?

ところが、ショックなことに、「エクオール」という物質は、日本人女性の2人に1人しか腸内でつくれないというんです! もしも、自分が「つくれない」派だったら? せっかく、大豆料理をせっせと食べても、「エクオール」がつくれないカラダならムダじゃん!! そういう不満、不安の声に応えるべく、簡単に尿検査で「つくれるかどうか?」を知るキットもあるようなので、気になる方はチェックしてみてください。

 

万が一「ムダ」だったときはどうしたらいいの?

万が一、「エクオール」がつくれない。あるいは、つくれたとしてもかなり低い数値だったら? そんなときは、大豆食品を毎日摂ると同時に、エクオールや、イソフラボンのように女性ホルモンに似た作用が期待できる成分を、サプリメントで補給するという方法も。もちろん毎日の食事や運動などライフスタイルも整えることは忘れずに。

 

快適な40代を過ごすために

「女性ホルモンがなくなって深刻になるのって、更年期でしょ?」なんて、楽観していてはダメ。ストレスフルな現代、晩婚&晩産の今は、女性ホルモン分泌もあやうい状態といわれています。生理前の不快な症状がある人、生理が不安定、なんとなくやる気がおきない、肌の乾燥がひどいなど、気になることがあれば、早めにチェックして早めのケアを。女性ホルモンが減り始めてからも、まだまだ人生は長いですから。快適な40代以降を過ごしましょう!
(美容ライター、チャイルドボディセラピスト 中尾慧里[BWA])

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【参考】
エクオールについて – 大塚製薬
ソイチェックラボ – ヘルスケアシステムズ

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