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カサカサ手でおば見え?医師が教える「ハンドクリーム」選び


つやプラ編集部

乾燥が気になるこの季節。ハンドクリームは必需品ですよね。

では、あなたはハンドクリームをどうやって選んでいますか? ドラッグストアの店頭で何となく目についたものを買っているという人も多いのでは?

handcare

野村皮膚科医院の野村有子院長に、正しいハンドクリームの選び方や効果的な塗り方を教えていただきました。

■ハンドクリームは大きく3種類に分けられる

 「現在、ドラッグストアなどのハンドクリームコーナーでは100種類以上が販売されていると言われています。これらを大きく分類すると、”ビタミン系””保湿系””尿素系”の3種類に分けることができます」

乾燥によるガサガサに「ビタミン系」

ビタミンE配合のクリームは、血行を改善して冷え対策にもなるため、手足の冷えを感じている人におすすめです。 水分と油分を補給する保湿の働きもあり、全身に使用できます。あかぎれやしもやけにも効果的です。

かさつき・粉ふきに「保湿系」

全身の乾燥が気になる箇所に使用できます。 クリームを塗ってかさつきや粉ふきがなくなっても、毎日継続して使用してお手入れすることが大切です。

角化してゴワゴワに「尿素系」

手指やひじ、ひざ、かかとなど角化している箇所に使います。皮膚の角化部分を溶解する働きがあります。ある程度ゴワゴワがなくなったら、ビタミン系に切り替えるといいでしょう。

■適量は両手で「人さし指の第一関節まで」の量

「ハンドクリームの適量は、人さし指の第一関節までの量で両手分です。この量を両手に伸ばし、かさつきなどの症状が気になる部分には重ねづけをしましょう。足に塗る場合は、人さし指の第二関節までの量が適量です。」

「まず3日間は、量を意識してしっかり塗りましょう。気になる症状が改善されれば、いつも通りの量に戻して大丈夫です」

■寝る前にマッサージしながら塗ると効果的

「ハンドクリームを塗るときは、同時にマッサージをすることがおすすめです。マッサージをすることで、ハンドクリームの効果をより高め、手先足先の血流を良くして冷えの改善にもつながります」

「一番効果的なのは、就寝前のケア。適量をしっかり塗ってマッサージをしたら、手袋や靴下を着用するのもおすすめです。ベタつきが気にならず、浸透も高まります」

手肌の状態に合ったハンドクリームを選んで、しっとり潤った若々しい手で冬の寒さと乾燥を乗り切りましょう!

(つやプラ編集部)

【野村有子(のむらゆうこ)先生 プロフィール】

野村皮膚科医院院長・医学博士。日本皮膚科学会認定医。1986年、慶應義塾大学医学部卒業後、同大学医学部皮膚科教室に入局。同大学助手、神奈川県警友会けいゆう病院皮膚科勤務を経て、98年、横浜市に野村皮膚科医院を開業。あらゆる皮膚疾患について丁寧に説明をし、治療からスキンケアに至るまできめ細かな指導を行っている。

 

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