「なかなか寝つけない」「夜中に何度も目が覚める」「しっかり寝たつもりだけど、朝からだるい」ということに心あたりがあれば、睡眠前の習慣を見直す必要があるかも知れません。
睡眠が足りていないと肌にも影響が出ることもあるので、睡眠環境を整えていきましょう。
美容ライターの筆者が、美肌を育む睡眠のとり方をご紹介します。
■睡眠とホルモンの関係
睡眠をとることは身体や脳を休めるだけではありません。睡眠は、肌の新陳代謝を促す「成長ホルモン」の分泌を促します。
美肌を育むためにも毎日の睡眠リズムを整えて、質の良い眠りをしっかりととることが大切です。
■上質な睡眠に導く「眠る前習慣」3つ
朝がきたら目が覚める、夜になったら眠くなるのはなぜでしょう? 答えは「コルチゾール」と「メラトニン」というホルモンが関係しています。
コルチゾールは、起床後の活動がスムーズに送れるように準備をする働きをしています。メラトニンは、夜がきたら眠る準備をする働きをします。
これは「体内時計」と呼ばれているものです。体内時計を整えながらスムーズな眠りにつける方法をご紹介します。
(1)入浴
1日の汗と疲れをとる入浴ですが、入り方を工夫すればメラトニンの分泌率アップが期待できます。ポイントは、ゆったりとした気分でぬるめのお湯に浸かることです。
お気に入りの音楽をかけながら入浴しても良いでしょう。
(2)アロマの香り
香りと脳はとても密接な関係にあります。アロマの香りを嗅ぐことによって、自律神経が整い、気持ちが落ち着きます。
ラベンダーやネロリ、お香にも使われている「サンダルウッドの香り」は馴染みがあり、リラックスした気分を誘うでしょう。
(3)部屋の明るさ
薄暗い照明の部屋に居ると眠くなった経験はありませんか? 寝室には白っぽく感じる蛍光灯色の照明よりも、オレンジ色の温かみがあるカラーの「白熱電球色」が最適です。
また、深い眠りを得るには、部屋の明かりを徐々に落としていくことが大切です。
スマートフォンなどのブルーライトが出ているものは脳を覚醒させる作用があるため、寝る前は遠ざける努力をしましょう。どうしても遠ざけることができない場合は、ブルーライトカット機能のレンズが入ったメガネがおすすめです。
いかがでしたか? 肌が良い状態でいられるのは質の良い睡眠のおかげでもあります。毎日の睡眠を工夫して、さらなるハリ・ツヤ肌を目指しましょう。
(美容ライター/コスメコンシェルジュ/ナチュラルビューティスタイリスト 稲毛登志子
日本化粧品検定1級を取得後、複数のwebメディアで記事を執筆。「女性はいつでも、いつまでも輝き続けられる」をモットーに情報を発信中。)
【関連記事】
・矯正下着が臭いの原因に!?デリケートゾーンのお悩み解決法
・NGケアで毛穴悩みが悪化?毛穴タイプの見極め方&最適ケア
・歯磨きしながらほうれい線予防!「ながらdeたるみケア」3つ
・冷やした化粧水がたるみを招く!?アラフォーのNGスキンケア